2010年6月29日火曜日

矛盾だらけの金の使い方

日本は財政再建が今後一番のテーマであることは、G8、G20サミットで確認されています。そのためにも景気回復も必要条件になります。このことは多くの国民にも理解されていると思います。しかし、今やっていることをを見れば、政治家は本当に危機感を持っているのか、不信感を抱きます。国民の多くが賛成しない政策の施行は決定後でも中止するべきだと思う。

高速道路の無料化が始まりました。余り使わない道路ばかりなんですが、取り敢えずのスタートです。しかし、この無料化は良いことなんでしょうか?
高速道路は逃げ道がないので、車が集中した場合入り口出口で渋滞が起きていて、高速道路の意味を成さないのと、渋滞による温室効果ガスの排出が気になります。こんな事で流通コストを安くする効果を出すことが出来るのでしょうか?
無料化で利益を受けるのは車を使用している国民で、使わない人には税金の無駄遣いにしか思えない。あくまでも受益者負担が正しいのではないでしょうか。
年中無料にすることによって、鉄道会社やタクシーなど、従来から足になっていた企業の経営を弱体化させます。国民へのバラマキは景気を向上させることには繋がらないんです。
更に、今後の道路管理の経費や今も造り続けている道路(小沢道路)を含めた多額の借金返済は何処から弾き出すつもりなんでしょうか。疑問を感じます。
筆者は、一般有料道路は完全無料化を図り、高速道路については値引きをして有料が良いと思っています。完全ETC化を計り、人員削減の上必要な費用を料金として招集すべきです。ETCに関しては、受益者負担の原則から、便宜を図ったり公平化を目指す必要はありません。
それによって安定した道路行政をして頂きたい。

子ども手当も同じ事が言えるでしょう。将来の展望がなければ、最大の目的である出産率の向上に結びつきません。国民に直接払うのではなく、保育費や給食費、出産費用などの補助のため、該当機関に直接支払うべきでしょう。

選挙のためのばらまき手法では日本の国は良くなりません。
今回の施行は、前小沢民主党の政策は、約束事だからという意地だけで始まった感を否めません。この2つの政策は国民の半数以上が反対もしくはどちらでも良いと判断しています。
民主党というより小沢氏だけがこれから先も続けることに意欲を燃やしているんです。これは参議院選挙のための戯れ言なのかも知れませんが・・・。
小沢氏の目には国民の本心が映らないんでしょう

『政治屋は選挙が職場で、国の将来なんてどうでもいいんだよ!』

選挙が終わり、9月の代表選挙で菅体制が確立すれば、小沢氏はおそらく離党し、新党に向かうと筆者は予測します。自分お思いのままの選挙が出来る環境を求めていくのではないでしょうか。それなら{選挙党}という名称は如何でしょうか。ぴったりだと思いますが・・・。

一方で600億円もかけた参議院の議員会館が完成しました。国民にいろんな負担をお願いしながら、自分達の環境の改善に巨額の費用を投じることは矛盾していませんか?
各党とも定数削減を言っているのにどうするのでしょうか。多くの議員は「国民のために大事な仕事をしているのだから」と建て前を言うことでしょう。まあ計画が数年前から始まっているので仕方のないことかも知れませんが、こんな豪華な部屋で仕事をするんだから、言うだけの力を発揮して欲しいものです。この先衆議院も負けずにとならないようにして頂きたい。

でも、私達もこんな豪華な部屋に住みたいなあ・・・・・・。夢だよね。

2010年6月28日月曜日

スポーツ界の明と暗

先週はワールドカットの話題一色で、参議院選挙戦や大相撲の問題が吹っ飛んでしまった。
大会前は、あらゆるメディアが一勝も出来ないという予想で埋められていいたのに、カメルーンに勝った事やオランダを1点に押さえたことで自信を強めることになりました。相手チームの状態も悪かったとは言え、勝利というものは全てを変えます。いま「岡ちゃんゴメンね」を言い続けるいい加減なファンの見方も、20%ぐらいしかなかった予選突破の予想が一気に75%近くまで跳ね上がったんです。別に岡田監督が選手が変わった訳ではないと思います。勝利による精神面がパワーアップされただけなんです
最終戦の試合当初は、デンマークにボールを支配され、すぐに点が取られそうな展開でした。しかし、バスケットボールのスリーポイントシュートを彷彿させるような、芸術的なフリーキックでの2得点が日本チームに大きな余裕を与えました。技術的には差のないチームが勝利出来たのは精神面のウエートが大きかったのでしょう。PKで1点取られても全く動じない試合運びが出来たのも、このゆとりが全てだったと思う。
岡田監督や選手が今までメディアの攻撃を受け、その竦んでいた心が一気に花開いた訳である。
とにかく [おめでとう] の言葉で勝利を祝いたい。
この自身がベスト8やベスト4まで繋がればいいのですが、世界は甘くないと思われます。

その陰に隠れた大相撲野球賭博の話しですが、昨日名古屋場所開催の条件勧告が調査委員会から発表されました。筆者はどんな条件があろうとも、開催してはなりません。この短い期間の調査では、ここに揚げられた力士以外にも疑惑力士がいる可能性があるかも知れないからなんです。もし出場力士の中にそんな輩がいれば、それこそ年内の興業が出来なくなるかも分かりません。
いま最も重要なことは十分な反省をすることであり、自粛はいま出来る最高の意思表示です。最近起きた一連の不祥事全てを正常化するため、親方を含めた相撲協会全体の教育の為、11日名古屋場所の開催期間に勉強会を開くべきでしょう。何でも許されるうぬぼれと馬鹿の代表格である相撲取りを、世間に範を示せる責任ある社会人に成長させる義務があるのではないでしょうか。
国技を名乗り恩恵を受けているスポーツ期間とすればこれくらいは当然のことで、国民に心からの謝罪をするためには開催してはならないと思います。
そして、勧告された最高の処分を実施し、悪いことには徹底的に対処する姿勢を見せなければなりません。事業仕分けじゃないですが、能力のない相撲取り出身の協会理事の半数は外部有識者に変え、馴れ合いの運営を排除することも重要なことでしょう。

『多くの相撲取りには今回の事態が理解されていないかもね』

この明と暗の話題に隠れてしまった感のG8サミットがカナダで開かれました。経済問題を中心に話し合われましたが、菅総理大臣の存在感のない状況が目立っただけで、これと言った結論が出ないまま閉幕しました。この続きは建て前のG8から、現実論のG20サミットに委ねられることになりますが、ここでも欧米の亀裂が深まり余り協調はなく、不況はかなり深刻なものになりそうです。経済の立て直しが最優先となるため、北朝鮮問題なんかは消えてしまいそうです。
この世界的な経済問題が日本を危機に陥れます。

今回の参議委選挙では代表や幹事長がテレビ討論会を各局でさかんに開いてます。丁々発止の討論会とは言い難い内容です。
面白かったのは、幹事長討論会で、行政改革や公務員制度改革でみんなの党との意見が合うところが見受けられました。すると夕方の記者のぶら下がりで枝野幹事長は連携をしたいと言い出しました。民主党の面々の考えが如何に奥が浅いかがよくわかります。こんな話しは選挙が終わってからするのが常識だと思うのですが、過半数を取れそうにない民主党にとっては思いつきで行動するくらい必死なんでしょうね。逆に国民新党との亀裂が鮮明になったことが露見したのではないかと思われます。いずれにしてもその場凌ぎのマニフェストが今回も作られたことに間違いはないでしょう。

2010年6月23日水曜日

消費税論争

9党党首討論会が開かれました。
相変もわらず実現不可能なことを言ったり、理想論を述べたり、国民の人気取りのため目立とうという発言が目に付きます。後は殆どがけなし合いで、国民の信頼感を得ることが出来た政党はあったのでしょうか?
マスコミ報道では消費税論争が中心となっていました。

22年度の予算案を見ると、税収総額が37兆円余り、それに対して20.6兆円の国債費、5兆円余りの公務員給与が支払われています。実に合わせて70%近くにもなります。、地方に於いては大都市を中心として、公債費と公務員の給与合計が、税収を超えている所が殆どではないでしょうか。
これは何を意味するかは賢明な皆さんにはよく分かることと思います。
消費税を論じる前に、生産性のない公務員や議員などの給与や人数を見直すことがまずやるべき事で、これを超党派のメンバーで検討するべき事である。消費税などの歳入の検討は先日書いたように、政治家同士が談合をし、止めどなく国民に負担を掛ける悪代官集団になりかねないので、まず歳出の部分についての検討をするべきである。
地方国家の公務員や議員の給与を合計すると40兆円近くになります。これらの賃金を10%カットするだけで、消費税2%削減にも値すると思われます。生産性のない歳出を見直すことは重要で、プライマリーバランスを考えるためには、この見直しは避けて通れないところだと思います。
超党派の協議、歳出削減や議員定数の改定、賃金カットを訴える政党もいますが、出来るんですかねぇ

『選挙前と選挙の後は、言葉が変わるからなあ!』

国も地方も、今まで何度となくチャレンジしてきたテーマですが、成功するのは財政破綻を迎えそうな地方自治体だけで、なかなか自分の首を絞めるような行為は議決出来ません。
歳出削減と国債の発行を押さえることが出来て初めて、消費税や法人税の論議に入るのが正しい道筋であると筆者は思います。
国がまず動くことで地方に影響を与えます。国も地方も膨らんだ予算を縮小させ、景気とのバランスを考えながら財政再建に向けて軟着陸の場所を見つけて頂きたい。
そのためにも政治家だけでなくあらゆる分野の本物のプロフェッショナルを加えた、スーパープロジェクトチームを作り上げなければならないでしょう。
何回も書きますが、国会議員は政治屋ばかりで、その力を持った政治家はほんの一握りしかいません。
目の前に迫っている日本の危機は最高の頭脳集団で考えないと救えないでしょう。

2010年6月21日月曜日

一番昼の長い日

今日は夏至です。一年で一番昼時間が長い日なんですが、決して日の出が早く、日の入りが遅いわけではありません。
ここでウンチクを一つ。
一年で、夏至の約一週間前が日の出が早く(昼になるのが早い)、約一週間後が日の入りが一番早い遅い(夜になるのが遅い)んです。
同じように、冬至は夜時間が一番長いんですが、冬至の約半月前が日の入りが早く(夜になるのが早い)、約半月後が日の出が遅い(昼になるのが遅い)んです。
これは公転軸と自転軸が23.4度ずれていることが原因で起きるんです。夏至と冬至で昼の時間の長さが実に5時間程度も違うんですよ
昼が長くなると言うことはアウトドアで楽しめる時間が長くなるtぽいうことです。皆さん梅雨に入って鬱陶しい日が続きますが、天気の良い日はしっかりとお外で遊んでください。

今日は嬉しい話しがありました。米国の女子ツアーで宮里藍が4勝目を挙げました。米国内で初めての勝利です。日本人で唯一ナンバーワンとして輝いているプロ選手です。
1987年に岡本綾子が賞金女王になって以来、久し振りに女王に輝く可能性が強くなりました。
今週木曜日から全米女子オープンが開かれますが、それに向けての大きな弾みになることは間違いありません。女王になりメジャータイトルを取れば、ようやく岡本綾子の作った歴史をぬりかえることができます。

『藍ちゃん、頑張れ!』

日本からも多くの女子プロが参加します。フロックで上位に行くことはあっても、なかなか勝つのは難しいでしょう。いつもいますが、石川遼の如くメディアがこんな選手達を持ち上げるので強くならないということを一言付け加えておきます。
ゴルフだけでなく、あらゆる選手達は出来ないことを口一杯ものを言ったり可能性や夢ばかり語るのではなく、イチローや宮里藍のように実績を残してからしっかりした発言するべきで、それまでは謙虚にして腕を磨くのが正しい姿勢でしょう。

サッカーもいよいよ佳境に入り、デンマーク戦に引き分け以上で決勝トーナメントに進めます。応援団はデンマークに勝つ話しばかりで盛り上がっています。少し行きすぎの感も否めません。これも、勝ってから大口を叩くべきでしょう。もし勝ったら優勝の文字が新聞紙上を飾ることは間違いありません。
いい話のない世の中、夢があっていいですけどね。

2010年6月19日土曜日

党派を超えた議論の場を?

菅総理は消費税10%の自民案に同調し、消費税の増税に向けての考えを表明した。それに対して谷垣自民党総裁は「後出しジャンケンだ」と批判しています。なんと懐の狭い自民党なんでしょう。
筆者はどんな状況であれ、増税の話しを選挙前に論争することは凄い進歩であると思います。今までの選挙では、出来るだけ増税に触れずに、減税を主張する方が有利に働くことが殆どでした。
今回野党に向かって税金を考える提案を発信したことは、所信表明演説の中にあった論議をする場を作ろうという考えだと思います。出来れば超党派のプロジェクトチームを作ると言うことを考えて頂ければ最高です。選挙後の展開が楽しみになってきました。

ただ懸念するのは、論議の場を作った場合、考える中心議題は経済対策であることなんです。財政再建を目指した政策を決定した後に増税論議に入らなければ、日本は崩壊します。
もし、増税だけの税金対策チームならば、談合によって公務員や政治家を守る方向に向かう可能性があるからなんです。平たく言えば、増税が暗黙の了解のうちに国民に大きな負担を掛ける方向に進められる、悪徳大官集団になりかねません。
「お代官さま、お許しを(涙)」

このプロジェクトチームが第一に論議するのは、国会議員や公務員の人員削減なんです。財政再建を目指すには、税金で働く人達の人数を減らすことや経費の削減をすることなくして成し得る事は出来ません。
次に考えなければならないことは、世の中の流れに逆行しますが、社会保障をこれ以上膨らませないことなんです。いや、出来れば縮小方向に向かわせることが大切だと思います。経済が安定し余裕がある社会を作り上げた上での社会保障ではないでしょうか。
日本の将来を考えると国民にも多少の犠牲、我慢をお願いしなければなりません。 国民に危機感を持たせる必要があります。
そのためにも、まず国が自らの無駄を無くすことを国民に示す必要があるのです。
一番言いにくい増税論議はこの後に始める事が正しい道です。社会保障に当てる消費税増税論は、単なる綺麗事であることが皆さんには理解出来ると思います。
いずれにせよ、超党派で同じテーブルに着き論議をする切っ掛けを作ろうとする菅総理の考えは素晴らしいのではないでしょうか。

『弱者救済を叫ぶ人は、選挙への詭弁なんです!』

ここまで話したことには多くの政治家は反論するっでしょが、そんな人はいつも綺麗事を並べる単なる政治屋です。
 日本の将来なんかどうでも良い。
 選挙に勝ちさえすれば私は安泰だ。
そんな政治屋がまだまだ過半数を超しているんですよ。
ここに上げた提案が実現され、日本の将来を救うには、本物のビジョンを持った政治家を国民が選ぶことが大切なんです。
多くの人が叫ぶ弱者救済やバラマキは、経済が安定し財政再建が実現しない限り不可能なんです。こんな詭弁を叫ぶ政治家は、選挙を生き甲斐にしている政治屋だけです。

今度の参議院選挙では、候補者が何を言っているのか良く聞いて下さい。
本物の政治家は一体何人いるんでしょうね?

2010年6月18日金曜日

有名人に謙虚な心を

大相撲界で29名もの野球賭博が発覚しました。花札・麻雀・ゴルフ賭博などを加えると、5年以内に65名もの違法賭博に関与した相撲取りがいるのです。
暴力団との関わりが切っ掛けで、琴光喜の恐喝が表面化し、大嶽親方も事情聴取を受けた。
今日のニュースでは時津風親方・豪栄道・豊響も関与していたことが分かった。今後も次々と表面化すると思われるが、全体の一割にも近い力士が関わっていたわけです。
過去にも何回も事件や問題を起こし、その度に文科省のお世話になって処理し、核心を有耶無耶にしてきました。その甘い体質がいつまでも消えず、今回の大規模な賭博事件に繋がったと思われます。ただでさえ馬鹿集団と言われるくらい学のない人物が中心の相撲協会ですが、協会自体の指導能力も疑問視されてきました。今回は徹底的に解決しないといけないでしょう。
名前を早く公表し、処分を迅速に行うことが国民に対する謝罪だと思います。
当然ながら名古屋場所は興業を取りやめるべきでしょう。いくら損失が出ようとも、断固たる態度で立ち向かわないと、力士達も自覚しないでしょう。
70名ほどいる関取は、最低でも年収1500万以上あります。朝青龍が辞めるときに巨額な慰労退職金を払うことが話題になりました。
そんな高額な収入を得られるのもファンの力が合ってのことなんです。

スポーツマンは有名になれば、より身辺を綺麗にし青少年に胸を張れる生き方をしなければなりません。子ども達に夢を与えることが最大の義務ではないでしょうか。サッカー選手が子どもの手を引いて入場する姿を見れば分かるでしょう。
芸能人、スポーツ界、芸術などで活躍する方々。うぬぼれずに初心を忘れないように。
あなた方は、ファンやメディアの力があって有名になり高収入を得られるようになったんですよ。(政治家にも共通するところはありますよね)

『勘違いしないで、あなた一人の力じゃないんだよ!」

ダウンタウンの浜田が以前海外へ行った家族旅行の取材でマジ切れした映像が大々的に報じられたことがあります、その後の会見で僕たちにもプライベートがあると怒っていました。他にも多くの有名人が同じようなトラブルを起こしています。
でも怒ってはいけないんです。これらは有名税なんです。有名税を払う方々にはプライベートを主張する事は出来ないと筆者は思います。
もし、プライベートを守りたいなら、例えば山口百恵のように一線から撤退し一般的な生活をした上で、、一般の人達よりも身綺麗な生活をして、今までの応援に対して感謝をし、ボランティアや社会貢献で今までお世話になった方々にお返しをするのが、人としての道ではないでしょうか。
有名人はファンの皆様のおかげで名誉と高収入を得られることを、常に忘れないで下さい。

皆さん。角界の大掃除をじっくりと見ましょう

2010年6月17日木曜日

新しいシステムの選挙戦

通常国会が閉会しました。
最後のあがきで与野党の舌戦がありましたが、殆どが選挙を焦点に置いたアピールに他ならないシナリオ付きの行動でした。こんな茶番は今まで何回も見てきました。国民も今回は何事にも騙されず、冷静に国会議員を眺めていることでしょう。
今日から候補者は地元に帰り飛び回ることになります。選挙カーでの名前の連呼。理想論や虚偽の政策論争。有名人を加えてのパフォーマンス。繁華街での挨拶や握手。またまた定番の選挙活動が始まるのです。

こんな中、宮崎県知事が判断に困っている発言がありました。口蹄疫問題で選挙カーや応援団が県内を走り回り、折角防疫体制が出来ているのに、逆に拡大に繋がるのではないかという問題なんです。
筆者はこう考えます。口蹄疫問題は参議院選挙にとって神が与えたチャンスではないかと思うのです。
まず、宮崎県条例で選挙活動車両の通行及び移動規制をするのです。(即日施行)
いままで活動時間制限を設けるぐらい、候補者名と政党の連呼ばかりの選挙カー騒音公害が話題になってきました。それが一掃されるのは住民にとってはとても良いことです。これだけ注目されている問題ですから、この条例を施行しても、まさか極端な違反をする候補者はいないでしょう。
選挙活動を日本で初めての形態をとり全国にアピーるすべきだと思います。

指定会場や街頭での立ち会い演説会。
テレビやラジオでの政策論争。
新聞などでの自己PR。
徒歩や自転車を使っての選挙活動。

などなど、昔の選挙活動にメディア中心の活動を加えたものにするのです。

『名前の連呼はもう古い!』

騒音公害をもたらす名前の連呼は、うるさいだけで候補者の心が伝わってきません。この安易な選挙活動が、何も出来ない有名議員(タレント議員や**チルドレン、**ギャルズ)を生む元凶になっているのです。特に立ち会い演説会を増やすことは、候補者が何を考えているのか分からなかった選挙が、ある程度の知識を持っていないと立候補出来ない形態に変わります。
生半可な知識では立ち会い演説会に出ることは不可能でしょう。

当然ながら、投票も電子投票を可能にし、新しい選挙の形を模索するのです。
東国原知事、口蹄疫の苦難をバネにし、宮崎県を今後の選挙態勢のモデルケースにするのは如何でしょうか。

2010年6月15日火曜日

見所ある菅総理

日本がカメルーンに勝ちました。夢を繋いでくれたことに感謝します。ここで有頂天になってオランダに勝つようなことは思わないこと。デンマーク戦に全てを賭けると同時に、カメルーンがデンマークに勝ってもらうことを心から祈ります。

菅総理が質疑応答に答え、鳩山・小沢政権の間違いを正し、筆者が以前から書いていることを次々と表明してくれました。小泉首相以来久し振りに期待出来る総理が誕生しました。
総理がこれを確実に実行し、総理の言う超党派のスーパープロジェクトチームを結成し、経済や税制を立て直すことが出来るなら、次の参議院選挙後の基盤は固まり、長期政権が可能かも知れません。
そのためには、参院選は過半数に到達しない方が良いと思う。
超党派のチームを加えた出来菅体制がしっかりすれば、衆議院の力だけで充分政権は維持出来るし、強行採決のような国民批判を受ける行為もしなくなるでしょう。
9月の民主党代表選挙も、いくら小沢が頑張ったところで、もし逆転すればまた総理の首のすげ替えなんだから、民主党が挙って菅総理を支持する事になるだろでしょう。
これを乗り越えれば、菅総理は日本を救う人物になるかも知れません。
小沢はこの秋には離党を表明する可能性が高いと思われる。国民も小沢のやり方を知っているので、どんな行動を起こしてもついて行く人は限定されるでしょう。これからも陰の力を駆使し暗躍することは間違いありませんっが・・・。

『民主党は政権交代以来やっと正しい道を見つけたかも』

参議院選挙で勝利し、過半数をオーバーするなら、国民新党の連携を断ち切るべきです。油性改革以外なんの政策ビジョンも見えないからです。
多少国民の犠牲を払ってでも、5年先の日本見据えを緊急に対策を講じ、思い切った政策を打ち出して頂きたい。
期待を裏切らずに活躍して頂きたい。

2010年6月12日土曜日

ワールドカップ始まるが・・・

ワールドカップ南アフリカ大会が始まりました。
初戦、南アフリカがベスト16の常連であるメキシコに、あわや勝利かと思わせる善戦で引き分けました。ランキング83位のチームが17位に引き分けたんです。
2日目の韓国(47位)はギリシャ(12位)に先制点を取り善戦しています。
日本(45位)は、14日にカメルーン(19位)、19日にオランダ(4位)、24日にデンマーク(35位)のスケジュールで戦います。メディアは常に予選突破の報道を続けているが、ジンバブエ(110位)と引き分けた日本は果たして1勝でも出来るんでしょうか?
監督や選手達は「得点は本番までとっておく」と負け惜しみのコメントをしています。ここ数試合で僅か1点しか取れないチームが、ランキング上位のチームにどのようにして点を取るのでしょうか?引き分けさえも無理かもしれません。
ワールドカップではいつもベスト4を目標に掲げ、メディアには優勝の二文字が踊ることもありました。現実を知って下さい。世界との差はかなり大きいんです。

ちなみに他スポーツの世界ランキング(団体競技)を書き出してみましょう。

野球 = 3位
卓球 = 男子5位 ・ 女子4位
カーリング = 女子9位
バレーボール = 男子12位 ・ 女子7位
ラグビー = 13位
バスケットボール=男子32位 ・ 女子14位
アイスホッケー = 21位

先日世界卓球選手権は男女ともに銅メダルを取りました。日頃から余り騒がれず、コツコツと力を付けてきた努力が結果に結びついています。見ていた人はとても感動したと思います。
一般的に派手にPRするものほど勝てないんです。
ジャニーズ事務所のタレントで人気を煽るバレーボールが代表格ですが、おそらくあらゆるスポーツの中で、一番ビッグマウスなのはサッカーではないでしょうか?
いままでサッカーはメディアとファンのお陰で守られ、他のスポーツに比べ使えるお金も沢山あります。しかし、成績はパッとしません。ワールドカップ地元開催のベスト16以外は予選敗退なんです。日本では人気先行のスポーツは甘やかされて全てダメになってます。
以前にも書いたゴルフの世界も、日本では有力選手がなかなか育たないんです。

『メディアが選手を弱くしてるんです』

弱くてもチヤホヤするから選手が甘えてしまうんですよ。
国のために戦う責任感と精神力が必要でしょう。
(書いている間に韓国が追加点を加えました。ギリシャに勝つかも?)
折角南アフリカまで行ったのだから、せめて1勝して、夢を持たせて下さいよ。
余り期待していませんが。
(22時18分 韓国が勝ちました。強い。日本が韓国に勝てないはずです)

2010年6月11日金曜日

財政再建への道

亀井代表が辞任しました。筆者の目には不可解な行動としか映りませんでした。
選挙に対してのパフォーマンスなら、閣内に留まり「よし分かった」と度量を見せる方が遙かに票に繋がります。辞任するなら社民党のように連立離脱をするべきではないでしょうか。国民新党は郵政票が軸になるため、法案を通さなくてはなりません。国民新党の命なんです。威圧感のある亀井代表が閣内に居てこそ可能なんですがね。自見幹事長に首をすげ替えて、古いやり方で固めているようですが大丈夫でしょうか?そもそも、この郵政改革法案は、亀井静香が自民離党を決断した宿敵小泉に対する意地で、連立の条件に上げたものです。国民の多くは、他に急ぐ政策が沢山あるのでどうでも良いと思っていますよ

この法案を成立させて一番怖いのは、国債の安定引受先が出来るjことです。根本的な財政改革を先送りにして安易な政策を講じていると、将来にはデフレ脱却を飛び越して、ハイパーインフレを迎えることになるかも知れません。
まず第一に、菅内閣では真剣に経済対策と財政再建を考えて頂かなくてはなりません。しかし残念ながら、菅内閣の中、いや民主党には財政再建を健全に行える知識の持ち主は居ません。というより、全ての国会議員を眺めても殆どいないと言っていいでしょう。
先日の総理の会見で、幸いなことに(筆者が以前書いた様に)官僚の活用を表明したことは、菅総理が正しい目を持って政権に当たっていると実感しました。
政治主導の緩和は最も重要なことで、菅総理にとって良い意味での官僚の有効活用は大切な財産になります。無能な政治家達より遙かに役に立つことでしょう。

日本のの進むべき道を見据えて、この難しい将来に向けてのビジョンを現実化するためには、かなりの知識を持った人達の協力が必要だと思います。
首相を中心に有能政治家・日銀・官僚・財界人・学者・有識者など、最高のスタッフで構成され、あらゆる圧力に屈しないスーパー経済プロジェクトチームが必要です。いまいるような単なる総理のブレインやご意見番ではなく、ある程度の権限を持ち必要なことに対してはすぐに発動出来るような独立した機関でなくてはなりません。世界の変化はスピードが速く、面倒な手続きを待っていては手遅れになる場合もあります。権限の範囲は話し合って決めるとして、これから日本に降りかかるあらゆる難局を切り開くため、スーパーチーム作りを是非考えて頂きたいと思います。
そうしないと5年先には財政にほころびが見え始めることを、筆者は断言します

『財政再建こそが一番大切な政策なんです!』

皆さん、国民不在で政策よりも政局を考えるような政党は必要がないと思いませんか?連立を組んで、社民党や国民新党、小沢民主党が何を考えていたかよく分かったはずです。
参議院選挙では、バラマキやパフォーマンスに騙されないように、国民一人一人がよく考て投票することを期待します。政治ゲームに興じる政治屋、目立ちたいだけの芸能候補者を排除し、出来るだけ多くの本物の政治家を選んで国会に送りましょう。
でも、今度の立候補予定者にそんな人物がいるのかな・・・?

2010年6月8日火曜日

議員や公務員の給料・退職金

我々庶民と議員公務員の給料ってどのくらい違うのでしょうか?
それぞれ差があるのですが、大まかなことを調べました。
国会議員の年種はボーナスを含めて約3000万円、立法調査費や文書交通費が約2000万円、公設秘書費用約2000万円で、直接費だけで約7000万円となります。(退職金はありませんが年金があります)
知事の平均所得は1800万円程度、退職金平均が4500万円程度。市長の給料は、政令指定都市で平均2000万円、退職金が5000万円程度。一般市長で1500万円程度。
県会議員で約1600万円、市会議員で900円程度でしょうか。
国家公務員局長クラスで2300万円程度、一般は680万円程度。
地方公務員が約700万円(財政によりかなりの差があります)
局長以上の天下り(具体的な仕事もしない?理事長や理事)がもらえる給料が1500万円以上(多い人は2500万円)、数年勤務の退職金1000万円以上(多い人は5000万円)も有るんですよ。
我々の年収が500万円程度から考えると、税金で雇われている人の給料が如何に高いか分かると思います。
でも、働いている人はこの所得が当たり前(まだ少ない)と思っているんです。庶民とは感覚のズレがかなりあります。この感覚でものを考えるから世間知らずと言われるのでしょう。大金持ちのお坊ちゃん政治家には庶民が理解出来ないのでしょう。
この税金の無駄遣いが(特に天下り)事業仕分けで改善されると思っていたのにあまり効果がありませんでした。鳩山・小沢体制の欠点がここでも見受けられます。

『皆さんは国民に雇われているんですよ!』

現場光一郎政調会長は、「消費税、税制の抜本改革の議論をするからには、仮に削減効果が少なくとも象徴的な意味で、国会議員の定数削減は真っ先に実現しないといけない」との発言がありました。実現するなら自らを戒めることはとても嬉しいことです。
いままで自分達の環境を守るための法案を議会にかけることはある程度タブー視されていました。公務員の削減も同じ状況といって良いでしょう。
定数を削減する地方自治体があっても、賃金や経費負担が上昇し、結局議員の環境を守ることになっただけのことが多かった。予算枠が変わらず無駄を削減するところまではなかなか行きませんでした。
今回この考えがマニフェストに書かれ実現し財政改善に寄与することを心から願います。

2010年6月7日月曜日

菅内閣の安定には

菅内閣がいよいよスタートします。小沢脱却路線が明確になった布陣だと思います。これで「金と政治」に関しては良い方向に進むと期待されるところです。
他に期待出来るのは、デフレ脱却に向けての経済対策や財政再建でしょう。これにはかなりの力を発揮して貰えると思います。
他にも問題山積でかなりの人材を投入し是に当たらなければ短期の解決は難しいでしょう。そのためには選挙対策としての事業仕分け(官僚の敵対心をあおる)をいったん休止し、連立に振り回されることもなく、政治主導というつまらない線引きをするのもなく、官僚の力にも頼りながら一致協力の下に、いま置かれている国難を乗り切るべきである

基地問題については、徹底的に鳩山政権の非を認め、今回だけは地元に協力を戴くようにお願いするほかには道がありません。
社民党に踊らされ「最低でも県外」なんて、無能さをさらけだした鳩山政権を少しでも肯定すれば地元は納得しません。まずは徹底的に非を認めることです
この問題は、十年先の基地のあり方を話し合うべきで、今すぐの解決はかなり危険な行為なのです。それを間違えた事が躓きの始まりなんです。筆者が以前から言っている、新政権は前政権の約束事を蹈襲することが大切なのです。
自民党時代の日米合意の状態に戻ったことは、遠回りになりますが合意出来る範囲に戻ったいうことだと思います。ただ、反対世論が大きくなりまとめることが難しいだけなのです。この問題が解決しなければ、日本は外交や経済面に於いても大きな影響を受け、日本が沈没してしまうような危機も想定出来ます。そういった問題を理解して頂き国のために協力を要請するべきです。その見返りに税金の緩和、雇用問題を含め、沖縄経済を最優先で回復させるようにすればよい。一時凌ぎに徳之島に巨額の金を使うよりも、その金を沖縄につぎ込む方が遙かに効果がある。基地問題についてはいまから十年先を目標に米国と協議をすることで沖縄に納得してもらえるのではないでしょうか。もし、他県から優遇に対する反対意見が出るのなら、その県に移設するお願いをすれば新しい移設先が決まるでしょう。おそらく沖縄を考えればそんな反論も出来ないと思います。なによりも一番大切なことは、基地問題を全国民が考えることなんですから。

『斬新な政策と長期安定内閣を期待します』

二十年後の日本を考えたとき、人口問題がすべてを決める事になるでしょう。しかし、出生率の向上にはかなり時間を有します。いま出来ることは、外国労働者や移民問題も法律を緩和し、若い働き手を増やし日本経済を活性化させる事でしょう。その間にいろんな優遇を決め、若者の結婚を促進し、若い人口を増やす努力をするべきです。富国を目指すためには若者の力なくして何も語れません。
菅直人新総理大臣は、早急に将来が見える国にするビジョンを立ち上げ、それに向かって突き進む長期政権を樹立すべきである。

2010年6月4日金曜日

新政権への期待

いよいよ首のすげ替えの日です。おそらく菅総理大臣が誕生します。ある意味では経済対策に力が入る事で、現実論を語る総理の誕生は国民に有り難い話しだと思います。

しかし、目の前に迫った基地問題をどのように米国と話すのかが重要な課題です。
民主党は取り返しの付かない失態を起こしました。その舵取りをした責任者はいったん県外と言いながら、勉強不足を理由に従来案に戻しました。その間に基地反対派が力を持ち、政権交代以前よりも住民感情を悪化させました。日米が13年間かかってやってきた合意をいとも簡単に崩されたのです。8月までにとうてい出来ないことを米国と約束し、次の責任者にバトンタッチなんです。
この問題をどのように解決するのでしょうか?
「コンクリートから人へ」の多くの政策が結果を出せず、事業仕分けからも思い通りのお金を産み出すことは出来ず、天下りを押さえるような具体的な施策も作れませんでした。
責任を取って総理を辞めるのは当然のことであるし、次期選挙に出馬しないのは当たり前、いや今すぐ辞めることが民主党にとっても大きな力になるんだけどね。
しかしこんな事態になっても日本国民は大人しいというか、これだけのことをされても抗議行動一つせずに黙って見ているんだから、まだまだゆとりがあるんだね。
小沢さんも今後の選挙には出馬しないくらいの責任を取って欲しいが、選挙好きの無理かな?
その前に離党してしまうかもね。結局責任感がないんだね。小沢さんこそ政治が遊び場なんですよ。

『菅さんには強烈な牽引力を期待する!』

9月の代表選挙に小沢さんは勝負を掛けると噂されていますが、そうなれば菅さんが敗れた場合には、たった3ヶ月の総理が誕生することになります。
やはり、菅代表が民主党の顔であるという看板で<解散総選挙>をやるのが最も正しい道ではないかと思います。
仮にここで民主党が敗れても、選挙無しでゴタゴタするよりは遙かにましな結果を生むでしょうし、国民の信のもとに自信を持って政権運営に当たることが出来ると思われます。
当然、小沢グループが支持されない場合は、一年生議員の多くが落選するでしょう。それが怖くて小沢さんが選挙出来ないんでしょう。
是非、この国会での解散をして頂きたい。国民はそんな菅さんに期待するんですよ。

2010年6月3日木曜日

衆参ダブル選挙が信頼復活への早道

明日の民主党代表選挙は今日立候補した菅直人副総理以外には考えられません。他にも立候補者が出るかも知れませんが、国民に対する馴れ合い政治をやっていないというアピール以外にはありません。すべて参議院選挙のための布石がいまから始まっているのです。民主党の中で菅副総理以外に国を引っ張っていける人材はないでしょう。
それ程の人物でも鳩山総理が失った国民の信頼を取り戻すことは難しいでしょう。スッキリとスタートするためには、就任組閣後すぐに国会解散をし、この内閣で国を引っ張っていくことを国民に問い信頼を得る他には道がないと筆者は思います。

新しい内閣を選挙によって国民に選択してもらうわけです。
そのためには、仕事がちゃんと出来る組閣をしなけれrばなりません。人気取りでなく、国民が納得出来る内閣を作り、絶対ないと思われているダブル選挙によって国民の信を問い、盤石の舞台を作り上げないといけません。
参議院選挙だけで信を問うという甘い考えではすぐに民主党支持率は下がります。もし参議院選挙で負けるようなことでもあれば、すぐに国会が機能しなくなります。
他の政党が政権を取っても同じ事なんです。もう政治ゲームで遊ぶのは辞め、真剣に国を考えましょう。そのためにも国会解散をし菅直人氏に総理になって戴き長期政権を続け国を立て直しいて欲しい。

『国民信頼復活の特効薬はサプライズです』

思い切ったことの出来る総理のイメージが必要なんです。
安定的な政権のためには、学者や有識者を含めた総理直轄のブレーンとして据えること、官僚の指導を真摯に受けることが、今後の重要課題である日本経済の立て直しには絶対必要でしょう。
連立ではなく、人物中心の党派を超えた政権参加があっても良いとも思います。

とにかく、あらゆるリミットが目の前に迫っています。
綺麗事でなく本物の政治家として頑張って戴きたい。
民主党が国民の信を問わず今のまま進めば、必ず日本は崩壊します。
(崩壊については近々のブログでお話しします)

2010年6月2日水曜日

小鳩が共に切腹

選挙対策のために、鳩山総理と小沢幹事長が遂に辞任となりました。
鳩山は表明した後のカメラに映った不気味な笑顔。やっぱりお金持ちのお坊ちゃんなんだよ。
辞めたからといって生活に困るわけでなく余裕の笑みなんです。
小沢は相変わらずむっつり顔。自分が招いた結末とは決して思っていません。逆に被害者と思っていることでしょう。
彼らはこの9ヶ月間、一体何が出来たのでしょうか。
世の中をかき回しただけでなんの成果も上げられないままの退任劇です。
日本国は世界からの信用を失い、頼みのアメリカは頭上を飛び越して中国に傾倒しています。工業製品は韓国や台湾、中国に持って行かれ、国内産業は徐々に衰退しつつあります。

そんな状況にも関わらず鳩山は、未だに選挙における国民の判断が間違っていなかった国民の暮らしが良くなったと言い切っています。世界の首長と話し合ってきた実績を語ってますが、指導力のない総理では本気で話を聞いてくれたかどうかは分かりません。おそらく外交儀礼上の会談だったでしょう。
国民に向かってのメッセージが十年先のビジョンであり伝わらなかったと言いますが、国民に命の大切さをいくら訴えても、生きるための根本はやはり経済です。理想論ではありません。
支持率が落ち国民が民主党を信用しなくなったのは、経済対策が何も出来ずに、やってることは国民へのバラマキ政策や基地問題のような生産性の生まないことばかりだったからなんです。
民主党が政治主導を打ち出し官僚を信用しなかった結果、官僚が言うことを聞かなくなった事に誰も気が付かなかったです。そのことは小沢が一番よく分かっていたはずなのにどうして出来なかったのでしょうか?
業務的に答える官僚ばかりになり、肝心なことは質問しない限り教えてくれなくなりました。民主党は裸の王様状態になりました。自民党時代の官僚は「転ばぬ先の杖」を与えてくれ、無能な政治家でも大臣をやって行けたのです。この官僚の姿勢、つまり政治指導が今回の基地問題の失態に至ったのです。
小鳩は官僚によって潰されたといって過言でないと筆者は思います。

『鳩山・小沢は官僚にしっぺ返しを食らった!』

今後誰が総理をやっても、政治主導で国を動かそうと言うのならまず無理でしょう。官僚は日本最高の頭脳集団です。彼らに勝とうと思えば一夜漬けのような勉強ではとうてい無理です。無能な政治家が政治主導で官僚を排除して国政を行えるはずがありません。
今後総理には、少なくとも官僚を自分の味方に出来る政治家がなるべきです。
無駄を追求することは結構なことです。しかし何もかも裸にして官僚無視の政治主導は民主党の奢りであったとしか思えません。

こんな事態を招いたからには、やはり国民の信を問うための国会解散をするべきだと思うのですが、政権交代をしたばかりの民主党は負けるのが決まっている勝負はしないでしょうね。
結局は自民党がいままでやってきたような首のすげ替えで、菅氏か仙石氏辺りで決まるんでしょう。おや、このやり方は民主党が随分批判していたんですよね(笑)

2010年6月1日火曜日

子ども手当の無駄

子ども手当てが支給されます。
批判の多い子ども手当ですが、どうして保護者に直接渡すのでしょうか?
テレビをご覧になって事務手続きの繁雑さを痛感された方も多いでしょう。子ども手当を渡すために多くの人達が業務に携わり、多額の経費が必要になることが想像出来ます。果たして支給効果はあるのでしょうか?
テレビのインタビューを聞いていても、車のローンや携帯の支払いに充てる人がいて、子ども手当が子どもの為に使われない人も多くいます。手当が子どものいる人だけの生活補助と名目が変わっています。
こんな事なら、給食費や授業料に直接補助をする方が目的がはっきりし、遙かに経費がかからず自治体への負担も少ないのではないでしょうか。
先程のようなような考え方の人達のの中には、給食費や保育費、授業料を払っていない人達がいるかも知れません。そんな人達は子ども手当てが支給されても決して払わないと思います。真面目にする人ほど馬鹿を見るような不公平な政策はやめた方が良いと思う。
事業仕分けでさかんに無駄を叫んだ民主党が、子ども手当では大きな無駄を支払っているんです。民主党は人の無駄にはよく気が付くが、自分達がやっている無駄には気が付かないんですね。

『子ども手当の支給方法が無駄の塊やろ!』


子ども手当をなぜ直接保護者に支給するのかが最近ようやく分かりました。
それは、現金が票に化けるからなんです。いくら子どものために使っても現実味がなく、いったん現金の顔を保護者に見せないと、参議院選挙で民主票にならないからです。
2兆円ものバラマキ政策が票にならないとやった意味がないからなんですよ。
民主党は国民生活よりも選挙が大事なことがよく分かるでしょう。

政治家は選挙のために仕事をしているんです。