先週はワールドカットの話題一色で、参議院選挙戦や大相撲の問題が吹っ飛んでしまった。
大会前は、あらゆるメディアが一勝も出来ないという予想で埋められていいたのに、カメルーンに勝った事やオランダを1点に押さえたことで自信を強めることになりました。相手チームの状態も悪かったとは言え、勝利というものは全てを変えます。いま「岡ちゃんゴメンね」を言い続けるいい加減なファンの見方も、20%ぐらいしかなかった予選突破の予想が一気に75%近くまで跳ね上がったんです。別に岡田監督が選手が変わった訳ではないと思います。勝利による精神面がパワーアップされただけなんです。
最終戦の試合当初は、デンマークにボールを支配され、すぐに点が取られそうな展開でした。しかし、バスケットボールのスリーポイントシュートを彷彿させるような、芸術的なフリーキックでの2得点が日本チームに大きな余裕を与えました。技術的には差のないチームが勝利出来たのは精神面のウエートが大きかったのでしょう。PKで1点取られても全く動じない試合運びが出来たのも、このゆとりが全てだったと思う。
岡田監督や選手が今までメディアの攻撃を受け、その竦んでいた心が一気に花開いた訳である。
とにかく [おめでとう] の言葉で勝利を祝いたい。
この自身がベスト8やベスト4まで繋がればいいのですが、世界は甘くないと思われます。
その陰に隠れた大相撲野球賭博の話しですが、昨日名古屋場所開催の条件勧告が調査委員会から発表されました。筆者はどんな条件があろうとも、開催してはなりません。この短い期間の調査では、ここに揚げられた力士以外にも疑惑力士がいる可能性があるかも知れないからなんです。もし出場力士の中にそんな輩がいれば、それこそ年内の興業が出来なくなるかも分かりません。
いま最も重要なことは十分な反省をすることであり、自粛はいま出来る最高の意思表示です。最近起きた一連の不祥事全てを正常化するため、親方を含めた相撲協会全体の教育の為、11日名古屋場所の開催期間に勉強会を開くべきでしょう。何でも許されるうぬぼれと馬鹿の代表格である相撲取りを、世間に範を示せる責任ある社会人に成長させる義務があるのではないでしょうか。
国技を名乗り恩恵を受けているスポーツ期間とすればこれくらいは当然のことで、国民に心からの謝罪をするためには開催してはならないと思います。
そして、勧告された最高の処分を実施し、悪いことには徹底的に対処する姿勢を見せなければなりません。事業仕分けじゃないですが、能力のない相撲取り出身の協会理事の半数は外部有識者に変え、馴れ合いの運営を排除することも重要なことでしょう。
『多くの相撲取りには今回の事態が理解されていないかもね』
この明と暗の話題に隠れてしまった感のG8サミットがカナダで開かれました。経済問題を中心に話し合われましたが、菅総理大臣の存在感のない状況が目立っただけで、これと言った結論が出ないまま閉幕しました。この続きは建て前のG8から、現実論のG20サミットに委ねられることになりますが、ここでも欧米の亀裂が深まり余り協調はなく、不況はかなり深刻なものになりそうです。経済の立て直しが最優先となるため、北朝鮮問題なんかは消えてしまいそうです。
この世界的な経済問題が日本を危機に陥れます。
今回の参議委選挙では代表や幹事長がテレビ討論会を各局でさかんに開いてます。丁々発止の討論会とは言い難い内容です。
面白かったのは、幹事長討論会で、行政改革や公務員制度改革でみんなの党との意見が合うところが見受けられました。すると夕方の記者のぶら下がりで枝野幹事長は連携をしたいと言い出しました。民主党の面々の考えが如何に奥が浅いかがよくわかります。こんな話しは選挙が終わってからするのが常識だと思うのですが、過半数を取れそうにない民主党にとっては思いつきで行動するくらい必死なんでしょうね。逆に国民新党との亀裂が鮮明になったことが露見したのではないかと思われます。いずれにしてもその場凌ぎのマニフェストが今回も作られたことに間違いはないでしょう。
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