普天間問題は、筆者も 4月26日 に取り上げ、大方の予想した通り、前政権案に修正を加えた程度の案であったことが判明した。結局、鳩山総理のKY振りが発揮された沖縄訪問は、アリバイ作りの言い訳行脚に過ぎなかったと言えるでしょう。
民主党時代には、選挙に勝つためには何でも利用するという考えで、あまり深く考えずに沖縄の基地問題を取り上げました。筆者がブログを始めた当初 4月20日 に書いたような、政権交代時における国際問題の扱い方を理解していなかったようで、どんなことでも改革出来ると思い込んでいました。そもそも10年近くかけてすり合わせてきた基地問題を、たった半年余りで解決出来ることを考える方がおかしいのですが、その理由が今回の会見で分かりました。基地問題の経緯を知らなかったのです。国外移設を論じアメリカと交渉するにつれ、ようやく、沖縄に海兵隊の基地が存在する必要性を感じたようです。鳩山総理は今になって、アジアに対する抑止力が日本にとって重要であるということを理解し、勉強不足であったことを認めました。
『学生なんかい! いまごろ勉強なんて』
今回の件で、総理の判断力や決断力の無さが浮き彫りになり、世界中から「日本は誰と相談すればいいのだろうか」と言われるぐらい、鳩山政権は政府の体をなしていないことが知れ渡ったうえに、日本の信用力は鳩山総理が行動すればするほど低下していくようである。
今まで何かと気を遣い養護してくれた同盟国である米国オバマ大統領も呆れていることでしょう。
普天間問題の詳しいことはメディアの記事に任せるとして、今こそ国民は危機感を持って欲しいと、筆者は思います。自由と平和に惚けてしまった日本国民は、政治家の口車に乗せられ、国が成長していく本筋を見失い、政局だけの政府と共に歩いてきました。世界が経済危機に陥ろうとしている時に、口先だけの政党を選んでしまい、政権を交代させたことを反省しなくてはなりません。
二大政党政治は与野党が均衡しているから機能するわけで、こんなに偏った状況では、自民党独裁から民主党独裁に政党交代をしただけで、何も変わらないのです。
民主党をまとめられない鳩山総理は、国内外のあらゆる問題において沖縄基地問題と同じような状況で、人の顔色を見ながら当たり障りのない答弁を繰り返し、自分では結論を出さず、最終的に閣僚でない小沢幹事長の意見で結論を出しているんです。
まるで国民と小沢の間を取り持つ 〈太鼓持ち〉 のようなヨイショばかりの総理大臣である。
こんな政府に日本を任せていて大丈夫なの?
いや、小沢民主党に国を牽引させていて、国民の生活が豊かになるのでしょうか?
事なかれ主義の日本国民が良識を問われる参議委員選挙は目の前です。
とは言え、誰を選んでもダメかも知れませんね。
どうすればいいんですかね、皆さん?????
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