小沢幹事長が政治倫理審査会に臨んで弁明をするという検討をし始めたニュースがありました。これはあくまでも参議院選挙への対策で、国民に説明責任をしていないという批判に対しての隠れ蓑に使おうとしている事は、勘の良い皆さんには分かりきったことだと思います。
筆者も政倫審は詳しくないので調べてみました。毎日新聞 2003年4月22日 東京夕刊によると、
ロッキード事件をきっかけに、政治家のカネにまつわる問題に対する国民の批判が高まったことから、政治倫理の確立を目指し、国会法を改正して85年12月の国会から衆参両院に設置された。同時に、国会議員が順守すべき政治倫理綱領と行為規範が定められた。
審査会は、委員らの申し出によって開催される。対象となった議員の行為や疑惑などが、政治倫理綱領や行為規範、その他の法令に著しく違反していないかどうかや、政治的、道義的責任の有無などについて審査。一定期間の登院自粛などを勧告することができる。
しかし、審査会は原則として非公開となっており、議事録などの内容も明らかにされない。さらに、予算委員会などでの証人喚問と違い、刑事責任は問われないため、議員の弁明は実際には形式的、儀礼的なものに過ぎないとの批判もある。
これまでに、自民党の額賀福志郎元防衛庁長官、山崎拓幹事長、加藤紘一元幹事長、田中真紀子前外相らが政治献金問題や秘書給与の流用疑惑などで審査の対象になった。政治倫理審査会は、自治体などでも条例によって独自に設置しているところがある。
と言うことなんですが、国民からすればそれをやったからといって説明責任を果たせたとは言いにくいんです。政倫審はただ単に国会の場で説明したに過ぎず、非公開だし嘘をついても偽証罪に問われない所だからなんですです。
まず政倫審で国会議員に説明し、それで納得出来なければ委員会や国会での証人喚問に繋げるわけですが、政倫審を公開しない限りどんな政治取引が行われたか国民には分からず、今までのような茶番劇を見せられることになります。
『小沢よ、それでは国民が納得しないよ』
おそらく取り敢えず形を作り参議院選挙を迎え、その後に検察の回答が出るような筋書きなんでしょう。参院選後は起訴され裁判になろうが、民主党が選挙に勝てば3年間は安泰だし、裁判なんてどうにでもなるとたかをくくっているのでしょう。
皆さん。ここまでなめられた態度を取る小沢幹事長に怒りを感じませんか?
筆者は検察が断固とした態度で選挙前起訴をすすることが、検察審議会の意見を受け、国民に対する説明責任に変わることではないかと思います。
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