2010年4月26日月曜日

沖縄普天間基地問題、県民大会を受けて

4月20日に書いたように、普天間基地問題は旧政権と米国との取り決めた現行案の修正で決着させる方向で決着しそうな雰囲気です。やはり政権交代時に、国際問題の約束事で根本から反故にするような事は他の物事への影響も多く、国際信用上の観点からもやってはいけない事だと思います。鳩山政権もいろんな抵抗を知り、やっとそのことに気が付いたのです。しかし、今更現行案に戻れない。それがあの総理発言に繋がりました。
「私は愚かな総理かもしれない」

では、沖縄の反発にどう答えるのでしょうか。沖縄の人々も完全に基地が無くなることを望んでるわけではないと思います。
住民の主張は、当然のように沖縄に基地があるのではなく、安全保障の問題を県外の日本国民に理解して貰いたい。地位協定を強化し県内住民の生活安全を守って欲しい。経済特区である沖縄に更なる産業を増やし雇用を促進して欲しい。
などなど、数え上げれば切りがないほどの要望があります。

では、地元を尊重して基地を県外に移すとどうなるのでしょうか。
移転先地元反対という問題は別にしておいて、まず抑止力の低下が一番に上げられる。
国際社会から見た日本は外交力の弱く、問題の起きた事態に対してすぐに抵抗することが出来ず、何をしても怒らない国と思われている。
中国艦隊が宮古島と沖縄の間を通過しても、韓国が独島に軍を置いて国有を宣言しても、日本政府は何ひとつ抵抗出来ないんですよ!もし、基地が県外に移転し、日米安全保障が低下したならば、あっと言う間に尖閣諸島やガス田は中国のものになってしまうことでしょう。
次に、沖縄県の雇用問題が深刻になるでしょう。県の雇用は基地に委ねられている部分が多く、基地が移転すれば一気に沖縄に失業者が増えることになります。政府は巨額の対策費を投入せざるを得なくなります。

では国外に移せばどうなるでしょうか。
これを叫んでいる皆さん。日本に軍隊を作る覚悟はあるんですか?特に福島さん!
抑止力は更に低下し、アメリカに守られない日本は無防備の中に国民を晒すことになります。そうなれば日本に軍備を整える必要が生じます。しかし、軍備を整えるといっても、天皇崇拝意識の低下、自己中心で連帯責任がない、周りから縛られることを嫌う若者など、国家を考え兵士になる若者はあまり居ないのでは・・・?
しかし、避けては通れない問題です。これについては別の機会に書きます。

沖縄県民は何もかもを県外にとは思っていないと筆者は思います。我々日本国民が沖縄基地問題を理解し、我々の生活がこの基地があるために成り立っていることを理解することが一番大切なことなのでしょう。
マニフェストにもなかったことをやったばかりに、鳩山政権は、沖縄県にも、日本国民も大きな損失を与えました。社民党との連立が大きな失態をうんだのです。理想論で国を動そそうとするような連立を早く解消しないと大変な事になりますよ。

『福島さん、夢の世界にまだいるの?』

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