前原外務大臣が辞任しました。
民主党を批判する筆者なんですが、この件だけは自民党に同意しかねます。つまらない献金問題を厳しく攻めこんだ自民党に異議を申し上げたい。
世界の外相は3~4年くらいは続けています。要は対外的信頼を維持するためなんです。
自民党は日本の置かれている国際的な立場を無視して政局に走りました。
確かに献金を受けた事実は外務大臣として良くないことでしょう。勿論前原氏の脇の甘さは否めません。
しかし、国会で取り上げ表面化させるまでに与野党で話し合いが出来たはずです。もっと国際的な見地を持って対処して欲しかった。菅内閣を攻めるには他の道がいくらでもあったはずです。
外務大臣の役割はとても大きいののです。献金25万円と国際的信用とどちらが大きいのでしょうか。
総理大臣を変えても外務大臣は留任をさせるくらいの気持ちを持つぐらいのグローバルな考えが政治家にはないのでしょうか。
僅か6ヶ月で外務大臣が替わってしまうなんて、この影響には計り知れないものがあります。
西からはロシア・中国が攻め込み、東の同盟国アメリカの信頼を失う。中東や北アフリカの混乱で、石油が高騰、さらには世界的な需要増と投機マネーで小麦やコーヒー、綿花などが高騰し、国民生活に影響を及ぼし始めている。
今月から来月にかけて重要な国際会議が開かれるが、外相がコロコロ変わる国は発言力が弱くなるってしまいます。言ったことが信頼出来ないのだから仕方がないでしょう。
『無知な自民党は、菅内閣を潰す政局の事しか頭にない』
政治家はどの党も同じなんですね。国民生活がどうなろうと、自民党が生きる道があればそれで良いと考え政局に走り、国民には自分の事は自分で守りなさいと言うことなんでしょうか?
メディアも気楽にバラエティーやドラマ中心のお気楽番組を続け、政治討論までバラエティー化されてしまい、お笑い芸人がのさばる体たらくです。
政治家も同じような顔ぶれが出てきて馴れ合いのパフォーマンスでの弁論大会。
誰が一番視聴率の取れる話し方をするのか、まるで政治家を辞めた後の就職活動(評論家という仕事)をやっているみたいです。
そんな番組を見ている国民も、政治家達に向かって何の行動も起こさず、そんな政治家をのさばらせているんです。
政治家が何をしても国民は文句一つ言わない言わない。適当に餌を撒いておけば馬鹿な国民は私達に一票を入れてくれろる。政策が失敗すれば謝れば良い。
そう考えて作ったマニフェストがいま崩壊寸前で、国民が選んだ政府が日本を潰そうとしている事を忘れないで頂きたい。
国民もこんな嘘だらけの政府に対して、せめて国会の前で、若者を中心にデモや座り込みくらいやっても良いのではないでしょうか。
政治家の勝手ではなく、国民の力で解散総選挙を意思表示すべきではないでしょうか。
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