2011年3月19日土曜日

災害へのリーダーシップ

震災後一週間が過ぎました。
災害地への復興は着々と進んでいます。
しかし、この間に皆さんが考えなくてはならない大きな問題が発生しました。
災害地ではなく、その周辺の被害を受けていない都市での問題です。
ご承知の通り、コンビニやスーパーで生活必需品が姿を消し、弱者の生活が脅かされていることです。
風評や情報不足で不安を抱えた住民が買い占めていることや、品物が棚から消えることでで心配になり普段より多めに購入する事からこの現象が起こっているのでしょう。
遠く離れた関西でも影響があるくらいの大問題です。

こんな時に必要なのはより強いリーダーシップなんです。
菅総理はこの一週間、メディアに顔を出したのは、原発や被災者への記者会見だけで、その他の事については閣僚に任せきりの状況です。
今振り返れば、良いか悪いかは別として、小泉元首相はリ大きな声ではっきりと自信を持って国民に訴え続け、我々をしっかりと牽引してきました。
この元気に引っ張られて日本も国民も活気づいていたと思います。

菅さんを見て下さい。
ずっと神妙で暗い顔を続け、集まってきた確実な情報や体制造りの報告ばかりをしてきました。
この自信のない態度が不安感を増幅させてきているんです。

『何処にリーダーシップがあるんですか!』

歴代のアメリカ大統領を見て下さい。
過去に大災害があったときでも敏速に対応し、テレビ画面の前で自信を持って堂々と自分の意見を言い国民を牽引し、問題を解決してきたでしょう。
政治体制が違うとしても、毎日朝一番には必ず国民に対するメッセージを、テレビ・ラジオを通して発するくらいのリーダーシップは必要なんじゃないですか。
当然記者会見をするのではなく、国民へのメッセージを出すだけですから質問は一切ないので、自分の意見も伝えやすいじゃないですか。
対策に対して記者会見で質疑をするから、重箱の隅を突くような記者達に対し言葉を選んでミスのないように発言せざるを得ないのです。
メディアも余計なことまでも逐一報道したり、アナウンサーやコメンテーターもそれらを誇大に意見を述べることは避ける必要があります。
政府と国民のお互いの信頼が全てを解決します。

買い占めに対しても
『品物は充分に供給出来ます。被災者のことを考えお互いに分かち合いましょう。担当は○○○○大臣が責任を持ってやります。安心して私の指示に従って下さい・・・』
このぐらいのことを言えないものですか?
あらゆる分野に対しこのようなコメントを震災直後から出し続ければ、どれ程国民の信頼を得られたことか分かりません。

国民に元気を与えられない政治家達が今の窮状を作り上げているのです。
これは全国の地方自治体の首長にも言えることです。
理屈や根拠を付けてコメントを続けるよりも、そんなものはなくても責任を持ったリーダーシップで自信のある発言をし、国民に元気と勇気を与えて下さい。
計画停電の際でも、文句を言わず大きな犯罪も起こさずに従ってきた日本人です。
的確な命令を出せば必ず協力を得られると思います。

今からでも遅くありません。
菅総理、自分の言葉で国民に活力を与えて下さい。本当のリーダーシップを示して下さい。

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