2011年3月28日月曜日

善意? お仕事?

昨日、《FNS音楽特別番組「上を向いて歩こう」うたでひとつになろう日本》が放送されました。
28組ものアーティストがメッセージと共に、被災者に元気を与えようと心を込めて歌っていました。
心のこもった番組でした。

国内外のタレントから多額の義援金が寄せられています。
今までにお世話になったファンのためにお返しをするのは人間として当たり前のことなんですが、近年そんな心がどこかに消えていました。
今回の震災で、まだみんなの心の中にそんな気持ちが残っていたことに喜びを感じます。

それぞれの義援金額はメディアの報道でご存じだと思います。
今日報道されたビッグアーティストであるスマップも総額4億円余りを寄付したと聞きました。
しかし、その中で意外な報道があり、放送関係者とプロダクションに疑問を感じました。
それは、前出のFNS音楽特別番組の司会したギャラを全額寄付したという報道です。

『こんな時にでもビジネスをやっているの?』

司会者にギャラがあるということを皆さんは知っていましたか?
と言うことは、出演者にもギャラが支払われているということになります。
筆者は、この音楽会は参加者の好意であって、全員がノーギャラで参加していると思っていました。
なんか、チャリティーと言いながら相変わらず商売をやっているんだと思うと、参加者のメッセージも嘘くさくなり、台本のある演技のように思えてきました。
こんな偽チャリティー番組は興覚めです。
(9時30分頃の放送でノーギャラと言ってましたが、このような問い合わせがあったからなんでしょうか、疑わしいものです)
以前にも書きましたが、年に一回行われている「24時間放送」もいろんなところでギャラが発生しています。100kmマラソンなんかは代表的なものです。
笑顔の中に仕事だからという気持ちが入っているなら、彼らは偽善者としか言いようがありません。
だって、出演者のギャラが寄付に入ってくれば、総額があんなに少ないわけがありません。
国民の善意の寄付を奪い取って、演技をしているタレントは温々と収入を得ているのです。
きっと、放送局と芸能事務所との間で決められているのでしょう。
フジテレビさん是非今回の音楽祭の決算についてちゃんとした公表して頂きたいと思います。

今後チャリティー番組をやるときには、必ず出演料の有無や、それぞれのギャラを公表するようにすれば、こんな疑問は生まれません。
我々素人には芸能界の裏事情は分からないので、我々の善意の心と同様に、参加タレントの心が純粋なものである事を示して欲しいと思います。

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