2011年6月30日木曜日

今度は知事が日本を潰す

各電力会社の株主総会で、原発は必要である事が支持されました。
総会前に海江田万里経済産相の発言が波紋を呼び、その影響がどのように出るか心配されましたが、一応の結果が出たものと思われます。
電力会社は5年以内に、どんな方法でも良いので代替エネルギーの計画を実行し、その時点での原発停止を約束し、住民の理解を得て下さい。


その海江田経産相と佐賀県知事との話し合いの中、玄海原発再開が容認されたとの報道がありました。海江田氏の言っていることは正論で、日本の将来を考えた発言です。
筆者はこの古川康知事の英断に拍手を送りたい。
それに対し、その他の地区の知事並びに近隣知事の考えが変わらないことに憤りを感じます。
民主党によって消費税は10%に方向付けられ、日本経済がますます圧迫されることとなる社会情勢を見ても、この知事達は何も感じないのでしょうか。


今まで言い続けてきたように復興はまず経済復興が先なんです
それによる税金の増収がない限り何も出来ないのです。
そのためにも原発の再開は絶対条件なんです。


『みんな目先だけの人気取りはやめろ!』


坂本龍馬が、薩摩と長州をまとめるために言ったのは、
「目先の小さな事はどうでも良いやないか。将来の日本の事を考えてくれ」
大きなビジョンを掲げ、薩長連合を組み上げ、明治維新に向かわせる切っ掛けを作りました。


知事の皆さん方は住民の支持や保身のような小さな事を考えるのではなく、将来の日本を考えませんか?
このままあなた方の考えを通せば、暗黒の日本がやってきます
皆さん想像出来ていますか?
他人事のように思っているのではないですか?
来てからでは遅いんです。
立地県の知事の皆さん。回りの声を気にするのではなく原発再開を容認し、歴史に名を残す政治家になりましょう。


既に沖縄基地問題で皆さんは貴重な経験しています。
急な変革は問題を生むだけで何の解決にもならないんです。
民主党が身をもって我々国民に教えてくれました
今回の原発もこれと同じ事が言えます。
急に全てを止めても歪みが生じるだけで根本的な解決が出来ません。


原発で電力を確保し経済を活性化させ、被災地区の復興を中心とした日本のビジョンを組み立てるのが、政治家の仕事ではないでしょうか。

2011年6月22日水曜日

橋本知事は老人を殺すかも・・・

昨日の関西電力との話し合いの後の橋本知事のコメントに驚きを隠せません。

「電力に赤信号が点れば、クーラーを切れば良い。使用電力の半分はクーラーなんだから・・・」

今はまだ暑くないからこんな発言が口を突くのではないでしょうか。
八月の35度を超すような炎天下で、現実に赤信号が点りクーラーを切った時に、もし熱中症で死亡事故でも起きれば、橋本知事は責任を取れるのですか?
思いつきではなく、そんな事をちゃんと考えて発言しているのでしょうか?

暑い最中にどれだけの人がクーラーを切って協力して貰えると思っているのでしょうか。
確実に使用電力が減るという、そんな確証はあるのですか?
こんな時に、真っ正直に協力するのは、分別のあるお年寄が多いでしょう。
しかし、熱中症に一番弱いのもお年寄りなんですです。

『お年寄りを殺すつもりですか!』

住民の安全を考えるべき知事が、原発周辺の安全ばかり考え、府民の安全を述べないのは可笑しくありませんか?
お年寄りや幼児のいる家庭では、クーラーを切りたくても切れません。
そんな時に電力不足による大停電でも起きれば必ず悲劇が起きます。
弱者を守れない知事の考えには賛同しかねます。

ただでさえ、最近の知事は考えが偏り、おかしくなっています。
批判する事が正論であるかの如く思えるような発言が増えています。
これらは支持率を睨んだ発言である事は間違いないと思われます。

筆者は以前維新の会のことを民主党に似ていると書きました。
橋本知事は民主党と同じように、現実味のないパフォーマンス中心の平凡な政治家に成り下がったのではないでしょうか。
府民の生活を第一に考えていた知事はどこに行ってしまったのでしょうか。

原発問題を考える際、経済の回復なくして住民の将来はないことを忘れないで下さい。

2011年6月19日日曜日

原発保有県知事も先を読めず・・・

海江田万里経済産相が方針を示した原発再稼働要請は、原発保有知事達からは真っ向から批判し、受け入れる状況では無いことが新聞に書かれていました。
当然、住民が賛成しないことは予想がつきます。

しかし、政治家達の馬鹿さ加減には、筆者は呆れてしまいます。
右へ倣えの解答もつまらないし、政治家というのは支持率だけで物事を判断する事がよく分かるアンケートでした。
一人ぐらい、日本の将来を考え原発を再稼働させると言う知事が現れても良いのではないかと思います。5年後原発停止でも良いじゃないですか。

何度も書きますが、原発再稼働が出来なければ次のようなデメリットがあります。
節電により製造業が影響を受け、生産減による経済の縮小が生まれます。
産業が海外にシフトし、雇用情勢が悪化します。
節電ムードは消費欲を減退させ、販売に影響を及ぼします。
電力会社の収入源は、原発被災者の賠償資金源を小さくし、結局は政府補填が増え増税に繋がります。
まだまだ挙げれば切りがないほど、原発停止の悪影響が考えられます。
日本は未曾有の大災害の後に、未曾有の大不況に向かって突き進んでいます。

では、良い点はなんでしょうか。
それはただ一つ、原発保有の地元に安全が約束されることだけではないでしょうか。
ここで、判断を誤れば取り返しのつかない地獄に、日本国は落ち込んでしまいます

『政治家のレベルは地方も同じだ』

知事からは最大の武器である「安全確認」という、地元に説明出来る根拠を示して欲しいとの言葉が出るばかりです。自分達の保身が一番で、住民生活の安定なんて何も考えていない。
いや、考えていたとしても恐くて言えないのが実情でしょう。
日本中の学校の教師が、保身のための機嫌取りばかりで保護者に物が言えず、多くのモンスターペアレンツを作り増殖させているのと同じ事なんです。

冒頭で書いたように、一人ぐらい日本の将来を考えた発言は出ないのですか?
住民の反対を押し切ってでも再稼働を推進し、日本経済を救えば歴史に残る政治家になれます。日本のリーダーシップを取って、ヒーローになりませんか?
5年後廃止を宣言し、同じ敷地内や同地区に原発に変わる発電設備を作り上げ、その後に停止に向かわせる事で地元同意は取れるのではないでしょうか。
原発を完全停止させるのに数十年かかるそうです。地元に新たな発電施設が出来ることで、地元の雇用も経済も守れるのではないでしょうか?

知事の仕事は地元の生活を守ることではないでしょうか。
他の地域に新しい発電設備が出来れば原発だけが地元に残り、原発と共にその地区も終わってしまうことになります。
他より先を制する事で守れることもあると思いますが、如何でしょうか。

2011年6月16日木曜日

復興は国際社会の信用復活から

開き直りの菅総理である。
相手の弱みにつけ込んで、民主党の生きることだけを考えている。
人間失格だけでなく、悪魔の菅総理になりつつある。

国際社会からは見放され、国民からは総スカン的な状況にあります。
国民の視点は原発・復興にあり、支持率向上のためにはその両方を中心に国民の機嫌を取る必要があります。原発廃止や仮設住宅を急ぐ、生活支援を進めるなんて言っておけば、馬鹿な国民は民主党を支持するだろうと言うことなんです。
菅総理は補正予算を餌に、国会会期延長を野党に問いかけています。野党も、反対すれば国民に批判されそうな環境になっていて、反対も出来ない雰囲気です。
それによって、延長国会の中で民主党のマニフェストを実行しようとしています。
全ては国民のためと言いますが、被災地とそうでない地区が平等に扱われるようなマニフェストの法案を通す事は、全ての国民に公平なものではありません。しかし野党にはそれを止める力はありません。
図太い菅総理にまんまと乗せられ、国会は進もうとしています。

『日本を潰す、民主党!』


政局中心の国会がさらに加速し、菅直人体制がまだまだ継続します。
それは国民をますます苦しめることになることは、国民自身ですらも気が付いていないんです

原発問題も廃止方向に進んでいます。それは筆者も賛成なんですが、今まで何回も言ってるように、経済が失速しないように諮ることを忘れてはいけません
節電は重要です。しかし、今後の復興のためにも原発を何台かは再開させ、節電しなくて良いギリギリの体制を作るべきです。

復興が景気を押し上げると多くの経済評論家は言っています。
確かに国内だけを見ればそう言えるでしょう。
しかし、アメリカを見て下さい。この数ヶ月経済が停滞或いは下降しつつあります。主な原因の一つに日本からの部品が入ってこないことも挙げられています。
このままで進めば、日本以外の国へのシフトが加速することになります。
日本には大きな痛手となります。工場を復興させても売り先がないのです。

日本の生産は国内だけでなく海外需要を満たすことにあります。
ただでさえ津波により生産力が低下しているのに節電などで生産力が伸びなければ、国際社会からはさらに信用を無くしてしまいます。
そうなれば、資源と市場のない日本経済は失速し、不況は慢性化してしまいます。
失われた市場は簡単には戻りません。
節電を取りやめ生産力のアップを図ることが将来の日本に最も重要なことなのです。
総理が今やるべき事は国内よりも国際社会の信用を取り戻すことです。
国内は他の人に任せて、海外を中心に復興を進めるべきです。

政府は、どんなに国民の批判を受けようと、日本の将来のためにあらゆる手段を強行に取るべきです。
それが本物のリーダーシップで、歴史の中で優秀な総理大臣と言われれば良いのです。
このまま推移すれば菅総理は、現状でも歴史上でも歴史上最悪の総理大臣と呼ばれることになるのではないでしょうか。

日本国のために早くインターナショナルなリーダーを立てて下さい。

2011年6月11日土曜日

もっと怒れ!日本国民

政府の無能振りは今まで何回も書いてきました。
一向に動かない国会。
政局に揺れ動く政治家。
その結果空前の不況の基盤を着々と築いていってます。

もう我慢の限界に近くありませんか?
早くスピード感ある政府に組み替えなければなりません。
民主党の絵に描いた餅のマニフェストは崩壊しています。

『国民よ怒れ!!』


高度経済成長時から仕事を得る目的で政治家を甘やかすからこんな事になったんです。
職業政治家がほとんどだから、彼等にとっては自分の生活が第一で、国民の生活なんて余り考えていません。

見ていなさい。
震災復旧原発問題、節電が景気の悪化と財政の悪化を招きます。
これから出てくる政策は、国民から金を巻き上げる政策ばかりになります。
このまま国民が黙っていれば、政治家に都合の良い、国民を苦しめる政策が次々と決まることになるでしょう。
企業も保たなくなります。

増税、年期カット、物価高、リストラ、賃金カット等が次々とやってきます。
同時に社会秩序も保てなくなるでしょう。
犯罪の増加、浮浪者の増加、非社会的人間の増加し暗黒社会になります。
治安が維持出来なくなり、失業者が増え、預金が無くなり、自殺者が増えます。
能なし政治家に任せているとそんな世の中が目の前にやってきます。

日本人は今の現状にもっと怒り、デモをやらなければなりません。
日本人が行動しないから、菅総理も温々と政府を維持出来るのです。
政府がミスをすれば、その内閣に関わった人の資材を没収するくらいの国民意識があれば、もっと責任を持った賢い政治家が生まれてきます。

日本人よ、もっと怒りましょう!!!

2011年6月10日金曜日

菅直人 人間失格

菅総理大臣は国会で八月まで総理大臣を続けることを仄めかしました。
ここまでノー天気な人間は見たことがありません。
戦後最悪の総理大臣です。

自分が総理でいることに多くの問題があることに気が付かないんですから驚きです。
辞めていく総理(閣僚も)とはどの国も話し相手にしない。(国際社会から信用されない)
総理を続けることで野党が協力しないので国会が空転する。(何も決められない国会)
国会空転と電力不足を背景に景気が回復しない。(景気の減速後退)

挙げていけば切りが無いくらい問題があり、良いところは何もありません

人間失格だ!』

ほとんどの国民が菅総理が言ってることを信用しないし、正しいことをしているとは思っていない
そんな総理なのに、国会議員の誰一人、この苦境の日本を守るために 【俺が総理をやる】 とは言わないんです。
この国はどうなっているの?

メディアも警鐘は鳴らすものの日本の危機を実感として思っていないのか、最悪のシナリオを言わない。早急に手を打たないと立ち直れない問題が山のようにあります。
政治の困窮が、経済をも、生活をも、環境をも、文化をも、破壊します。
そして、国民が壊れてしまいます。

これらを引き起こすのが、菅を代表とする国会議員全国数万人の議員達なんです。
国民の代表である皆さんが国民を守れず、誰一人責任すらも取ろうとしません。
被災地で苦しんでいる人を尻目に、皆さんは美味しいものを食べ、温かいベッドでぐっすり眠っているんです。

復旧するまで国会を南三陸町に移して、避難所で一緒に生活をしてごらんなさい
そうすれば、先生方は自分の生活を良くするために最大の力と努力をするでしょう。
南三陸町は一ヶ月も経たないうちに復旧してしまうのではないでしょうか。
その後に、原発20km圏内に国会を移せば如何でしょうか?

国民も気楽なもので、これだけの問題を抱えているのに、デモの一つも起きないんです。
文句も言わず黙々と生きている国民は、ある意味日本人として評価出来るかも知れません。
こんな事態でも、国民は気楽にAKBの総選挙に興味を持ち、大騒ぎをしているんです。

2011年6月6日月曜日

日本経済失速、大不況の到来

一連のドタバタ茶番劇も落ち着きを見せ、今後の注目点は菅総理の退陣に絞られてきました。
この茶番の間国会は空転をし続け、何のための政治家達なのかを改めて国民に考えさせる事となりました。そういう意味ではとても良かったかも知れません。

しかし、未だにテレビに映っているのは政局ばかりで、原子力や被災者への対策が具体的に国民に見えません。この点からも、菅総理も男らしく今月中に退陣を宣言する方が、あらゆる点においてメリットがあるのではないでしょうか。そして、現政府の仕事を続けながら政治空白を避けて次の内閣への移行を平行で進めて戴きたい。同時に国際社会への説明を行い日本の信用力の確保も忘れないで下さい。

菅総理退陣の後は誰がリーダーになるかが興味のあるところです。
やはり一番手は前原誠司氏ではないでしょうか。前回外国人献金のようなつまらない問題で辞任しましたが、名前の通りの誠実さと物事をはっきり言う爽やかさと実行力が国民の人気に繋がっています。
仙石氏は年配でもあり陰がありそうで、野田氏では知名度不足から単なる首のすげ替えになるように思われます。
与野党とも暫定的な大連立を匂わせています。しかし、馴れ合いによる茶番劇が再び心配されるので、もしやるのなら国民にそうならない事を示すべきです。
大連立は復興対策用の非常態勢とし、これこそある程度の収束を見たとき、来年の秋頃には解散総選挙で国民の信を問うと宣言すれば可能ではないでしょうか。(以前筆者が臨時政府の提言したのと同じ事です)
そうなれば、自民党からの首相も考えられます。谷垣氏や石破氏なども候補に出てくるでしょう。

筆者が独善的な考えを示しますと。

『前原総理に、石破副総理、蓮舫官房長官』

国民に行動力と安心感を伝えられる政府はこの三人を中心に展開すべきだと思います。
この際、面子だけで金魚の糞のような、社民党や国民新党など小政党は放っておけば良いでしょう。公明党は暴走を防ぐために入閣させるべきです。
民社・自民・公明の大連立で実行力のある分かりやすいスピード感ある政府を作り、同時に官僚が力を発揮政治家に協力し、役所の方々が本来の仕事をする事で日本を救って下さい。

ここで、現状を考えてみましょう。
今後、震災復興や節電需要など日本経済は製造業中心に回復することは間違いありません。
さらに、自然エネルギーへの発電の移行や、ある程度落ち着いてくればレジャーへの国民意識も高まり日本経済に貢献するものと思われます。
しかし、これらの足枷になるのは、原子力発電停止による節電なんです。

そのためにも新政府には原子力発電の取り敢えずの再会をお願いしたい。
いろんな不安もあるでしょうが、日本経済が復興しなければ日本経済は失速し大不況へと向かうことになります。それは原子力発電所のある地元においても例外ではありません

景気が良くならない限り、自然エネルギーへの転換も財政難から難しくなる可能性もあるでしょう。

地元の皆さん、あなた方が協力しない限り確実に不況に陥ります。皆さんのエゴを捨て去り将来の原子力撤廃と現状の原発の安全に対する取り組みとを引き替えに、5年間だけ原子力発電の再開に同意をして貰えないでしょうか。
でないとあなた方は『自らの手で自分達の首を絞める』ことになりますよ。
この夏節電による生産性の減退は、日本経済が数年分出遅れてしまうことに繋がります。
地元の方々も含めた生活の安全は経済復興が出来なければ実現出来ません。

地元の方々に質問致します。
広大な原発の跡地に自然エネルギーの基地を作り、同時に数十年かかる原発に呈し処理を加えれば、地元の皆さんの雇用も減少せず、国民から感謝されます。
しかし、同意せず停止状態に進めれば、国民の非難を受け対立も大きくなり、おまけに経済の後退から大失業時代を迎えることになるかも知れません。
どっちが得かよく考えて下さい。

2011年6月3日金曜日

鳩山の策略

少し面白い見方をしてみましょう。
今回の茶番劇が、自らの派閥ですらもう誰もついてこないかも知れないほど求心力が低下した鳩山前総理が、自分が作り上げた民主党を守るために仕掛けたのではないでしょうか。
自分が再び注目されるために、政局を動かす事が出来れば求心力もが戻るのではないかと思っても不思議ではありません。
もう、誰もが終わった政治家と思っている宇宙人なんですから。

永田町の情勢は菅降ろしに傾き、小沢氏までもが不信任賛成方向に動いていました。
鳩山は民主党を守るための一計を案じ、それに乗ったのが菅総理なんです。
内閣不信任案は1回の国会に1度しか出せません。鳩山は国会を延長させることで民主党の安定を図ることが出来ると踏んだのです。
そのために、菅総理は党首討論直前に国会を延長させることを明言しました。その結果、否決されればもう菅総理の退陣までは不信任案は出せなくなります。
また、直前の鳩・菅会談の合意、そしてその後の代議士会での退陣発言、直後に鳩山が会談内容に添って菅体制支持を表明したことから一気に情勢は逆転したのです。
あまりにも直前のため、自民・公明も不信任案提出を取り下げることが出来なくなりました。
ここまではシナリオ通りで、鳩山は上手くやったと思ったことでしょう。
菅総理が辞めた後、再び自分の活躍の場がやってくると思ったことでしょう。

しかし、思惑は見事に打ち消されてしまいました。
否決後の菅総理の記者会見で退陣時期をはっきりと発言しませんでした。逆に側近には「私は辞めない」と言っているくらいです。
菅総理にとって鳩山の提案は笑いが止まらないほど嬉しかったことでしょう。
鳩山は完全に菅総理に裏切られました。

『小沢さん、あんたも騙されたんよ!』

小沢は自分の派閥を纏めることに自信があり、鳩山の協力を得られれば可決出来る自信がありました。それによって民主党の再編が出来ると思っていたはずです。仮に否決されたとしても惜敗であれば同じ結果を産んだことでしょう。
ところが、鳩山に力がなく相談も無いままワンマンプレーに走ったため行き場を失いました。
そのために、本人始めグループの本会議欠席の他に選択の道がありませんでした。

鳩山は最悪の政治家です。「嘘はいけません」と言いながら貴方が一番の嘘つきでしょう。
鳩山だけでなく、民主党は独断的な政治家の集まりです。みんなバラバラに行動するために何も決まりません。
菅総理はその代表格で、思いついたことはすぐに発言してしまい後で繕うような子どものような頭の持ち主です。いくつもの無責任発言がそれを物語っています。
延命されたことで、今後も同じ事が繰り返されることになるでしょう。
民主党に新しい指導者が生まれなければ菅総理がノラリクラリと三年間総理を続けるかも知れません。原子力収束の目処がいつ着くのか分からないのですからね。