商品先物相場の高騰を受けて値上げが始まりました。
小麦粉・食用油・コーヒーなどが家庭の食卓を直撃します。商品先物相場では大豆やトウモロコシなども上昇しているので今後の動向が気になります。
また、原油の高騰を受け、タイヤ・原油サーチャージなども値上げとなります。
これらが引き金となり、今後は値上げラッシュが国民を襲うことになります。
注目すべきは、電気やガスが値上げされることも発表されたことです。ただでさえ原発の問題で夏場の電力不足が心配されているのに、どこまで国民に負担をかけるのでしょうか。
これらによる日本経済の失速が懸念されます。
前回も書いた様に、原発地区の住民も、原発を止めることは日本経済に大きな影響を与え、最後は自分達の身に降りかかってくることを理解して頂き、期限付き廃棄、自然エネルギー転換の方向で納得し、原発を動かして頂きたい。節電ではなく電力を使うことで値上げをしなくても良くなります。
住民エゴは一時中断して、日本の将来、ひいては日本の未来のために努力出来ませんか?
このままで行けば国民の非難は原発現地の住民に向かいますよ。
そんな状況をどう見ているのか、政治はどんどんと混迷を深め、今週末までには内閣不信任案が提出される事になりそうな状況なんです。次の総理を誰がやるのかすら分からないままですよ(驚きですね)
国民が被災地支援を積極的にやっているのに、一部の国会議員を除き、殆どの国会議員は現地に向かっていません。福島原発内部には誰も行っていないと言って過言ではないでしょう。
苦しんでいる被災者を横目に、永田町では相変わらずの政局主体論ばかりを論じ、政治ゲームで遊んでいます。テレビのニュース番組ではここぞとばかり弱小野党が力も無いのに大きなビジョンを叫んでいます。
『政局よりも与野党協力の災害復興でしょう』
民主党はもっと深刻で、もう既に国民の不信任を受けて終わった小沢・鳩山なんかが、政界離脱を翻して、「もう一度私達が・・・」と造反を盾に復権を狙っています。
酷い話じゃないですか。
『老兵は去るのみ』『次の選挙には出ない』と言った言葉は何処に行ったの?
被災者が苦しんでいるのに、環境や設備の整った東京で戯れ言を言っている与野党議員の皆さん方。
そんな暇があるなら現地に飛んでボランティア活動をする方がよっぽど国民の支持を得ますよ。
特に解散の心配も無い参議院の皆さんはどんどん現地に飛び、常に被災者の声を聞きながら政治活動をしなさいよ。参議院不要論まであるくらいの力の無い議員さん達なんですからね。
総理の首をすげ替えてもなんの変化も起きません。与野党の政治家が党派を超えた協力が出来る体制を作れるかが日本の将来を決めます。
いずれにせよ来月初めの党首討論では、谷垣さんも批判ばかりして内閣不信任案提出の土台を築くのではなく、逆にスピードのある災害復興や失速気味の日本経済を立て直すプランを菅さんと共にやるぐらいの建設的な討論をやって頂きたいものです。
菅総理を辞めさせるのではなく、保身的・独裁的な内閣の権限を取り除き、与野党で民主的な協議の出来る基盤を作ることが重要だと、筆者は思います。
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