2011年5月21日土曜日

原発停止の波紋:自分勝手な地元住民

福島原発事故は全く先が見えない状況が続いています。
そんな中、浜岡原発の完全停止が政府により決められ実行されました。
今日のニュースでは、福島原発1~4号機の廃炉が決められ、4・5号機と第2原発も再開が見込めない状況です。計画中の原発も全てが中止になります。

ここまでは仕方のないことですが、いま噂されているのは日本中の原発が1年以内に停止するのではないかという問題です。
日本の場合、電気系統が1年、蒸気タービンは2年に1度の検査が義務付けられています。
すなわち、1年に1回は検査のために停止している訳なんです。

日本には17カ所、55基の原発があり、地震の影響などで25基が停止中となっています。
定期検査中の原発も数基有り、地元の反発などからその再開が危ぶまれています。
残りの原発も1年以内に定期検査に入り、再稼働には地元同意が必要なことから、全ての原発が一時停止する事になるかも知れないこという心配が噂されているわけです。

いま検査の為に停止中の原発を再稼働出来なければ、夏場を控えて電力不足に陥ることは必至の状況で、日本経済にも深刻な影響を及ぼすことになります。
地元の不安はよく分かりますが、あなた方の地域も電力不足になりますよ。

『地元のエゴによる原発停止はやめようよ!』

滅多に起きない災害のために地元の安全を考えることに異論はありません。
しかし、だからといってみんなが停止を訴えれば日本はどうなりますか?
安全を確認出来れば再開を認めるなんて、地元の首長は叫んでいますが、安全なんて何で計るのでしょうか?

よく考えてみて下さい。
今まで共存してきて、目先のことで停止をさせるなんて事は浅はかな考えだとは思えませんか?
原発お恩恵による街造りによって、市や町は潤ってきたはずなんです。
交付金や税金の減免、原発関連の事業、就職面など、かなりの優遇があったはずです。
それらに答えるためにも、将来にわたって安全面の整備と、代替えの発電整備の進行と共に計画的に原発を廃止していく事を条件に、地元は再稼働に同意するべきです。

今日本が置かれている状況を考えてみて下さい。
地元の方が反発をし続ければ、中小企業は潰れ、大企業は海外にシフトをしていき、国内産業は衰退への道を歩むことになるでしょう。

ここは日本国民として、地元は日本の為に多少の犠牲は払ってください。
それでも嫌だというならば、私達の税金から優遇を受けている全ての優遇を返上すべきです
原発は止め補助金は貰うなんて、沖縄の基地問題と同じ住民のエゴではないでしょうか。
地元の政治家達は人気取りのためにいろいろ騒ぎますが、将来展望の持てない無能な政治家達です。
皆さん方の、日本国民としての冷静な対応をお願いしたいものです。

今は災害の復旧と日本経済の立て直しが最優先課題です。

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