2010年11月26日金曜日

終身刑の制定を

裁判員裁判で未成年の死刑判決が初めて下されました。
判決後のインタビューで裁判員の苦しい胸の内が報道され、裁判員は今後も死刑判決を下す度にこのような苦しみを味わうことになるでしょう。

このような苦しみを裁判員に与えるのは、極刑に対する判断が死刑か無期懲役かの選択以外に道がないからなんです。
無期懲役早ければ僅か15年~20年程度で社会に復帰し、再犯を起こす可能性があるからです。
命の重さと、死刑と無期懲役の較差が大きすぎることが裁判員を苦しめる訳なんです。

『一生刑務所から出られない長期刑を制定するべきです』

私の持論を以前にも書きましたが、裁判員に有罪無罪の判断だけでなく刑罰まで含めた裁判をさせる以上、早急に終身刑や合算による長期刑を制定する必要があります。
これを加えることで、裁判員に選択肢を増やすことや犯罪の抑止力としての防犯効果があるからです。終身刑や寿命以上の長期刑が犯罪者に与える影響は大きいと思われます。
また、冤罪の追求にも、死刑施行をずるずると遅らせるより効果的ではないでしょうか。
筆者は未成年の年齢を15歳まで下げても良いと思っているくらいです。
未成年なら何をしても良いという考えを無くすことと、凶悪犯の更生は非常に難しいからなんです。

多くの弁護士は人権を訴え犯罪者を守ろうとしています。被害者の苦しさを全く考えずにね。
しかし、もし自分の愛する家族が同じ被害を受けても、その加害者を同じように守ることが出来るのでしょうか?いや、普通の心を持つなら、徹底的に加害者を責めると思います。

刑務所で生き続けることは罪を犯した責任を感じ自分を悔い改めるためにも必要な時間だし、一生をかけて償うことが被害者の心を救うことになるからです。
死刑は一時的な償いで、被害者や加害者の家族はその後も苦しむことになります。
その苦しみから解放するためにも、長期の刑罰を早急に制定するべきではないでしょうか。
筆者は、体力ある凶悪犯には強制労働を加えても良いと思っています。辛さを与える事は被害者の溜飲を下げさせるし、受刑者は犯罪の重さを感じるからです。
反対に模範囚にはボランティア活動をさせ刑期の短縮に結びつけ、早期の更生を図るのも方法ではないかと思っています。

いつかは我々も裁判員に選ばれることになるんでしょうね。

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