2010年10月29日金曜日

死刑と無期懲役の大きな較差

耳かき店店員の江尻美保さんと祖母鈴木芳江さんが殺害された事件で、検察側が死刑を求刑しました。昨年5月に始まった裁判員制度で初めての事になります。
一般人が初めて死刑判決を出すことになる訳ですが、皆さんは日本の死刑制度をどのように考えますか?

死刑廃止を考える人達の主張は、人権を主張したり冤罪があった場合どうするのかなどの理屈を述べています。事実100人余りの死刑囚がいますが、冤罪を恐れてか、刑を執行されずに服役している死刑囚も数多くいます。過去にもいくつかの冤罪があり、逆転無実を勝ち取っています。

一方、被害者の家族遺族の意見も分かれ、「最高刑である死刑を望む」「刑務所で命を長らえじっくり反省し苦しめ」「自分の手で殺したい」など様々な声が出ています。
しかし、無期懲役の場合、20年もすれば出てくるうえに、模範囚なら15年程度での仮釈放もあるのです。その間反省したかどうかはそれぞれでしょうが、少なくとも不自由とはいえ三食昼寝付きでの刑務所暮らしをしてきたのです。
こんな事で被害者の溜飲は下がるのでしょうか?

日本の法律では死刑と無期懲役の較差が大きいのです。
とんな凶悪犯罪を犯しても、初犯であれば加害者は守られるのです。少年ならさらに少年法で養護されます。
筆者は犯罪を犯したものが苦しむ法律を作るべきだと思います。

『終身刑と強制労働を作りましょう』

死刑と無期懲役の間に終身刑や刑の合算(例:25年と15年を加え40年の刑)を作り、犯罪に応じた量刑を科すべきではないでしょうか。
そうすれば、冤罪を考える場合は終身刑、凶悪犯罪で社会復帰も望めないようなものには死刑、犯罪に対しての刑の上限がある場合には合算による長期刑のように、自由に量刑が決められます。
さらに反省を促せるために、健康者には強制労働を科すべきではないでしょうか。受刑者にのんびり収監されるるより、苦しみを与えることが遺族にとって一番望ましいことなんです。

こんな事を言うとすぐに人権問題を叫び出す法律家が出てきます。
しかし、凶悪犯罪を犯した人に人権はないと思います。じっくり反省する事と被害者への供養、遺族への悔悟の念を持っての謝罪を一生続ける他には罪を償うことは出来ないのではないでしょうか。
同時に軽い犯罪者にはボランティア活動を強制し、心の教育を施すべきです。
皆さん如何でしょうか?

いま悲しく思うのは、若者の行動力の無さです。
中国では、理由はどうあれ、あれほどの若者を中心としたデモが起きているのに、日本の若者はそれに反応せず行動しません。
そんなことで良いのですか?
いろんな問題に無関心を決め込まず、このような問題からでもみんなで大きな声を上げ、どんどん論議をして下さい。
若者の活気溢れるパワーを期待します。

0 件のコメント:

コメントを投稿