朝夕はさすがに涼しくなってきましたが、大阪では連日35℃を越す暑さが続いています。9月上旬までこの状態が続く可能性があるそうです。近年にない異常気象が日本を襲っています。
経済も日銀が乗り出したにも関わらず、一旦期待感で円安傾向であった為替も再び円高に向かい、株価も低迷しています。
こんな大変な日本を尻目に政治ゲームを楽しんでいる民主党は、菅総理と小沢前幹事長の全面対決と報じられました。
筆者は、この代表戦は全面対決ではなく話し合いによる『出来レース』であると思っています。
鳩山。輿石両氏が考えた筋書きに併せ、菅・鳩山会談の段階で色づけられ、菅・小沢会談で全てのシナリオが出来上がったのです。
これが『出来レース』である理由は代表戦の結果を考えれば容易に答えが出てきます。
①代表戦を無投票にすれば、自民党時代と同じように密室談合で決められたと言われ、国民だけでなく民主党内部からも批判が出るでしょう。
②小沢が勝てば「金と政治」に不安を持ったままの政権運営となる。一線から引いたはずの小沢・鳩山ラインが復活することになり、国民の支持は得られないだろう。
③菅総理が勝った場合は、国内外に向けて全てが丸く収まる訳だがが、牽引力が弱く党内を纏めることが出来ない。
『そこで書かれたのが今回の筋書きである』
小沢氏も挙げた手を簡単に降ろす訳にはいかず、小沢支持の政治家を納得させる事も必要となるので今回のシナリオになったと思う。
全面対決をアピールすることで、密室談合論が消え、小沢支持の面子も守られる。
菅陣営も戦いが激しいほど、勝ったときに国民の支持が得られる。
小沢氏の面子を立てたことで党内の牽引力が強まる。などなど、他にも挙党態勢の強化や国民の支持を得るためのいろんな手法が描かれていると思う。
今後は全てを穏便に進めるために書かれた台本を選挙まで筋書き通りに進めていくだけなのであろう。もう既に各陣営の人事が水面下で進められていると推察できる。
台本が書かれている証拠に、両氏とも挙党態勢を前面に押し出し、小沢氏は決して菅総理を批判しないし、菅総理も代表戦を戦うことより総理の仕事が重要と、かなりゆとりのある発言をしています。話し合いをする前とはかなり違った状況になっています。
選挙の結果は菅総理が勝利すると予想するします。
模試私の予想が当たるなら、それは政治ゲームが政治ドラマに変わった瞬間である。
筋書きがセンセーショナルなものであればあるほど感動は大きくなるものです。国民は騙されないようにしなければなりません
これにより支持率が上がれば、国民不在の民主党政治が今後も続く事になるでしょう。
政治家の皆さん。こんな争いより早く日本を良い方向に導いて下さい。
小沢が勝つことがあるのなら『大連立』の他にはないと思うのですが如何でしょうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿