2010年8月31日火曜日

民主党代表選のシナリオ

朝夕はさすがに涼しくなってきましたが、大阪では連日35℃を越す暑さが続いています。9月上旬までこの状態が続く可能性があるそうです。近年にない異常気象が日本を襲っています。
経済も日銀が乗り出したにも関わらず、一旦期待感で円安傾向であった為替も再び円高に向かい、株価も低迷しています。
こんな大変な日本を尻目に政治ゲームを楽しんでいる民主党は、菅総理と小沢前幹事長の全面対決と報じられました。

筆者は、この代表戦は全面対決ではなく話し合いによる『出来レース』であると思っています。
鳩山。輿石両氏が考えた筋書きに併せ、菅・鳩山会談の段階で色づけられ、菅・小沢会談で全てのシナリオが出来上がったのです。
これが『出来レース』である理由は代表戦の結果を考えれば容易に答えが出てきます

①代表戦を無投票にすれば、自民党時代と同じように密室談合で決められたと言われ、国民だけでなく民主党内部からも批判が出るでしょう。
②小沢が勝てば「金と政治」に不安を持ったままの政権運営となる。一線から引いたはずの小沢・鳩山ラインが復活することになり、国民の支持は得られないだろう。
③菅総理が勝った場合は、国内外に向けて全てが丸く収まる訳だがが、牽引力が弱く党内を纏めることが出来ない。

『そこで書かれたのが今回の筋書きである』

小沢氏も挙げた手を簡単に降ろす訳にはいかず、小沢支持の政治家を納得させる事も必要となるので今回のシナリオになったと思う。
全面対決をアピールすることで、密室談合論が消え、小沢支持の面子も守られる。
菅陣営も戦いが激しいほど、勝ったときに国民の支持が得られる。
小沢氏の面子を立てたことで党内の牽引力が強まる。などなど、他にも挙党態勢の強化や国民の支持を得るためのいろんな手法が描かれていると思う。
今後は全てを穏便に進めるために書かれた台本を選挙まで筋書き通りに進めていくだけなのであろう。もう既に各陣営の人事が水面下で進められていると推察できる。

台本が書かれている証拠に、両氏とも挙党態勢を前面に押し出し、小沢氏は決して菅総理を批判しないし、菅総理も代表戦を戦うことより総理の仕事が重要と、かなりゆとりのある発言をしています。話し合いをする前とはかなり違った状況になっています。
選挙の結果は菅総理が勝利すると予想するします。
模試私の予想が当たるなら、それは政治ゲームが政治ドラマに変わった瞬間である。
筋書きがセンセーショナルなものであればあるほど感動は大きくなるものです。国民は騙されないようにしなければなりません
これにより支持率が上がれば、国民不在の民主党政治が今後も続く事になるでしょう。

政治家の皆さん。こんな争いより早く日本を良い方向に導いて下さい
小沢が勝つことがあるのなら『大連立』の他にはないと思うのですが如何でしょうか?

2010年8月28日土曜日

24時間テレビ

今日恒例の24時間テレビが放送されます。毎年楽しみにしている方も多いと思います。
この番組は1978年に、「愛は地球を救う」をキャッチフレーズに福祉を中心にチャリティーキャンペーン活動を行う番組として誕生しました。
当然、盛り上げるために有名タレントを司会者やゲストに迎えたり、話題性のある健常者や難病を持った障害者の方々スポットをあてたりしたドキュメンタリーやドラマを制作し、視聴者の心を掴んできました。
その意義は筆者にもよく分かります。
しかし、この番組には多くの方の批判もあります。
それは、出演者に多額のギャラが支払われていることです
今までにギャラを募金したタレント(萩本欽一など)の話は聞いたことがありますが、これはほんの一部でしょう。
タレントとは関係なく、タレント事務所が日本テレビと交渉するのでそうなるのでしょう。
筆者はこの状況に憤りを感じます。
チャリティー番組なら出演者は全員ノーギャラであるべきではないでしょうか。
もっと大きく言えば、日本テレビを始め番組制作に関わる方々もボランティア参加をし、その費用を募金するべきではないでしょうか。CMを出している企業も相応のチャリティーをするべきでしょう。
そうでないと実際に各地でボランティア参加している一般の方々が可愛そうです。
ボランティアの考え方が発達していない日本では、無償で行動することに慣れていないからこのような状況が生み出されるのでしょう。
時々、こんな事を言ってもいいのと思えるような発言をするタレントがいます。仕事と思っているからの発言で、主旨について全く理解できていないのでしょうね。
各地の災害などでボランティア参加者の中に必ず『日給はいくらですか?』と問い合わせる人がいるようです。このような考えと同じ事が芸能界に起きているのです。

眠いのを我慢して番組を続けるのも仕事。
ドキュメンタリーに涙するのも仕事。
ドラマに感動する姿も仕事。
マラソンで力を振り切り無理矢理走りきるのも仕事。
視聴率を上げるため、感動的な制作や装飾をするのも仕事。
そんな涙も、言葉も、感動も、全てお金のためとすればどうでしょうか。
作られたり演じられた感動は興ざめします。
あなたは筋書きのない本物の感動に接したい思いませんか?
視聴者からの募金はタレントから見ればほんの僅かな金額かもしれません。
しかし、心のない演技に騙され、一生懸命小遣いを貯めた貯金を純粋な気持ちで寄付する子ども達の心を踏みにじらないで下さい。

こんな大きな番組なのに、10億程度しか集まらないなんて不思議に思いませんか?
制作側は誰も痛んでいなく、一般視聴者の力だけだからこんなにも少ないのでしょうね。
チャリティー番組を名乗ることが烏滸がましくはありませんか?
日本テレビ側も批判され恥ずかしいのか、《本当の主役はテレビの前のあなたです》という言葉はいつの間にか消えてしまいましたね。

『日本テレビはタレントのギャラも含めた制作費を公表しなさい!』

そうすることで視聴者の信頼が生まれ、口先だけのタレントが誰なのかがはっきり分かります。
本物のチャリティー番組を制作することでメディア本来の使命を達成することが出来ます。
昨今、児童虐待やイジメなどの問題が更に陰湿になってきて、行政や教育だけでは解決する事は難しくなってきました。
これを根本から解決するには、希薄になった人間関係を元に戻す必要があります。昔みんなが道徳で習った「礼節」や「人情」を思い出す必要があります
ボランティアの精神は正にそれらの心を呼び戻すことが出来るのです。そのためにもこの番組を本物にしなくてはなりません。
多くのタレントや制作者がこのことに気が付き、視聴者にその心を伝える事を期待します。

ボランティア活動を長年にわたって活動してきたタレントはこの番組には出てきません。
毎年出てくるタレントは、収入や売名行為を目的としているか、ここに出ることが社会貢献と勘違いしている馬鹿者でしょう。
それなら仕事を依頼され出演するのではなく、ノーギャラで心を見せるのが筋ではないですか?

2010年8月24日火曜日

失速!日本経済

先週、菅総理と日銀総裁が話し合うということから、何らかの緊急経済対策が出るのでは、と期待もあったのですが、結局は僅か15分の電話による意見交換に終わってしまいました。
経済対策も財政難が理由で1兆5千億程度の規模しか考えられず(赤字国債は発行しない)、9月6・7日の日銀金融政策決定会合で追加緩和が出せるかどうかが焦点で、それまではなんの対策も出ないことになりました。
それを受けて、円高は進み日経平均は年初来安値を記録し、ドル円の84円台に、日経平均の八千円台に突っ込みました。

菅総理は小沢氏に対抗するため、若手議員に3年間選挙をしないと確約をしたり、自分の政策を本のバラマキで考えを主張し自分の方に取り込もうと、代表戦ばかりを睨んだ活動しかしていません。
国民不在を態度で示すことになりました。
この状況下でも民主党は動こうとはせず、野党も何も出来ないままに時間が経過していくばかりの状況となっています。
政治家の皆さん、あなた方は自分が何をすればいいのか分かっているのでしょうか?

『いま、日本経済を立て直すことが政治家最大の使命である』

この難局を乗り切る術を民主党は持っていないと言っていいでしょう。乗り切る力が無いんです。
これを打ち破るには一手しかないと筆者は考えます。
それは自民・民主両党が一時休戦し<大連立>を打ち立てることです
選挙をしないまま国民に理解を得るには、これ以外には方法はないでしょう。
それによって、大胆な経済対策を打ち出し、世界への信用を復活させ、あらゆる政策を決定し、日本を活気あるものにすることがで出来ると思います。
そのためには代表戦に小沢氏が出馬する必要があるでしょう。以前<大連立>を唱え、党内から大批判を受けた程の力の持ち主である小沢氏以外に、この仕事が出来る人はいないと思います。
それを実現してくれるなら、検察審議会の問題も水に流して良いのではないでしょうか

もし、それをせず私利私欲のために小沢氏が立候補するなら、国民は猛然と怒りを民主党に向けなくてはなりません。総選挙もやらなくては納得出来ないでしょう。
そういう事態になれば、おそらく誰が総理大臣になっても日本は地盤沈下することになります。
今回の対策を間違えれば、復興には相当年月がかかり、数十年先に「失われた20年」が話題になり、民主党だけでなく政治家全体の失態が問われることになるでしょう。
その頃の日本は果たしてどんな社会になっているのでしょうか?

2010年8月20日金曜日

鳩山お坊ちゃまのお遊び

酷暑に襲われ、経済が困窮し、将来に不安を感じながら国民が苦しんでいるときに、お坊ちゃま鳩山は涼しい軽井沢で、数多くの国の権力を握る方々と政治ゲームに興じているんです。
更にこの会合に参加した小沢が次の代表戦に立候補する?
日本の権力を牛耳り、国民を無視し、あらゆる国際的信用を無くし、まもなく起訴されるかもしれない人が総理大臣になるなんて、耳を疑いました。
ここに集まった人達は、自分達のことしか見えていないのです

経済対策もようやく僅か1兆円余りの規模で始動し始めるようです。
お金がないから緊急時でも大規模な対策が立てられないのです。オマケに代表戦のため国会が動かず、内閣も馬鹿ばかりなのか動きが鈍く決定力がありません。
こんな時こそ赤字国債を出してでも、今の10倍以上の大規模な対策を打ち出すべきではないのでしょうか。
こんなことで責任政党と言えるでしょうか。
このままでは日本は確実に沈没します。

『民主党は確実に日本を崩壊へと導いています』

民主党の代表選に合わせて、国民の信を問うため国会を解散させ、場合によっては大連立を組み、根本から立て直さないと地獄を見るとになると筆者は考えます。

鳩山坊ちゃまは次の選挙に出ないと宣言したはずなのに、いつの間にか権力闘争のキャスティングボードを握る存在になっています。
嘘つきは政治家の専売特許ですが、大金持ちで、総理を辞め責任がなくなり、日本がどうなろうと生活に困ることがないから、のんびりと涼しいところで遊んでいられるんでしょう
世間知らずのお坊ちゃまのお遊びに呆れてしまいました。

2010年8月17日火曜日

日本経済の悪化は予想以上。民主党の失策

お盆も終わり、今日から正常に戻った方も多いと思います。
異常な暑さの中世界的に異変が起きています。ロシアでは大規模な山火事、グリーンランドの氷山の分離漂流、中国揚子江流域の豪雨、逆に南米では異常低温が見られます。
日本でも関東で38℃にもなる異常高温、世界を見てもロシアやモンゴルで30℃を越す高温が報告されています。
いろんな要因がありますが、地球温暖化に加え都市化による大気の変化がこの現象を起こす最大の原因と考えられます。今後も毎年この異常気象が通常気象になると思われます。
大阪は連日35℃を突破。40年前の気温を調べてみると、35℃を超える日は3日ほどで、33℃までの暑さでした。40年で3℃近く上昇したことになります。

日本国民がのんびりお盆を過ごし政治が空白中の日本に大きなニュースが入ってきました。予想はされていましたが、1968年以来世界2位を誇ってきたGDPが中国に逆転されました
メディアでは人口の多い国が有利とかの言い訳も書かれていますが、資源を持たない日本が負けたことに大きな意味があります。オマケに円高が進行し、ドルが85円割れ、ユーロが110円割れの為替が更なる経済への足枷になってきました。
これらの現象は、日本企業の生産拠点が海外へ向かうことに拍車をかけるでしょう
資源のない日本は今まで加工・製造で生きてきたのですが、その拠点がどんどん海外に向けられることで、仕事が減少することの雇用不安が浮上してきました。
<賃金の減少、消費の減退>とデフレスパイラルが加速される事が明らかで、、深刻なデフレ不況が見えてきました。

『日本の経済は今後急速に悪化します!』

そんな中、政府民主党は次期代表選手の選考ゲームに興じ、連日勉強会等の会合に明け暮れています。自民党時代の派閥争いそのものです。
日本国民をそっちのけでですよ!
日本の危機が目の前に迫ってきているのに、なんの政策もなく、ただ大変な事態とコメントするだけで、経済対策検討の声はあっても中小企業への緊急融資などの一時凌ぎばかりで、円高対策や雇用対策などの根本的な問題解決に向けての非常事態時の緊急対策の声は上がっていません。民主党にとっては代表選挙が終わらないと何も出来ないと言うことなんでしょう。
こんなことで、本当に日本は大丈夫なんでしょうか?
米国は今後ますます中国に傾倒し、日米の距離が遠くなりそうです。
中国や米国抜きでの経済は考えられないのですが・・・。

こうなったのも、数々の民主党政策の失敗であることを、民主党の皆さんに自覚して頂きたい。
いま、派閥争いをしている場合ではありません。こんなことをしていると国民は民主党から確実に離れていきますよ。
日本を壊さないためにも、手遅れにならないうちに経済対策に手を付ける必要があります。

頭の悪い人の集団である政治主導よりも頭の良い人の集団である官僚主導を、暫くは続ける方が得策だとは想いますが・・・。

2010年8月10日火曜日

政権にこだわり、ぶら下がる民主党

広島平和記念式典に、国連事務総長や駐日米国大使が初めて参加。米国・フランス・英国の代表を始め74カ国が参列し行われました。9日にも長崎で式典が行われ、32カ国の参列がありました。
毎年、日本は唯一の被爆国を合い言葉に、核廃絶に向けたリーダーシップをと言われ続けながら、積極的に核に対して世界を牽引することが今までになく、そのまま一年が経っていきます。
結局は世界中の政治家の政局に利用されるだけの式典なんです。
この扱いは沖縄の基地問題でも同じ事で、支持が増えることを目標に出来もしない理想論を並べ、平和を訴えているだけなんです。
政治利用されることなく、今日を機会に核廃絶と世界平和に向けた真の活動を日本から発してもらいたいものです。
核兵器は根絶されることはないでしょうが、平和利用への道筋が期待されます。

先週、臨時国会は閉会しました。歳費の自主返納と社保病院存続法が与野党合意で可決成立しただけで。重要法案は秋の国会に全て先送りとなりました。僅か8日間の国会が終わり、あとは9月中旬の民主党代表選にまっしぐらの情勢となりました。
なぜ国会を閉じるのか、筆者には全く理解出来ません。
世界がデフレに向かって進行し、長期的な不況に突入するかも知れないこの時期に、日本経済にテコ入れ出来ない政治が正しいのでしょうか。
国内にも重要な問題が山積みとなっています。そんな事態を無視hして、政局のために1ヶ月以上も政治を放棄するんです。

『再び国会が空白になるんですよ!』

政治家は自分達の生活が大事で、国民のことなんか何も考えていないことが鮮明で、与野党共に責任ある事態なんです。そのために増税するなんて国民を馬鹿にしているとしか思えません。

民主党の内部もゴタゴタしていて、再び総理大臣が替わるかも知れない上、小沢氏を中心とした再編が行われようとしています。
ここでよく考えて頂きたいは、国民のどれだけの人達がお金の問題で退陣した小沢氏を支持しているのでしょうか?仮に代理人が代表になっても、陰の総理として圧力がかかることは明らかで、ここまで国民を馬鹿にしないで欲しいと思いませんか?
同じ理由で退陣し、政権運営の失敗の責任上次回は立候補しないとまで言った鳩山前総理もいつの間にか再び復帰し、海江田万里氏を代表に立て、小沢氏と共に政治の中心になろうとしています。
政権運営すらまともに出来ない民主党が、党内に於いては自民党と同じような派閥争いで党内を二分し、政局を中心とした政治ゲームに興じています
誰が総理になっても、小沢、鳩山、菅以外には民主党をコントロール出来る政治家は居ないのです。
政権を取っても失敗の繰り返しの民主党にはリーダーシップが取れ本物の政治が出来る人は殆どいないんです。大臣になれる人物ですらほんの数人しかいません。

民主党は代表戦の後に長期政権でちゃんと政治をやると言ってますが、このまま民主党政権が国民の信を問わずに、次の総選挙までの3年間政権を担当すれば、日本は沈没し、その後はどんな政治家が主導権を取っても復興出来なくなるか知れません。
国民はさらに苦しむことになります。
民主党は日本の将来を本当に考えているのでしょうか?
代表戦後こそ、民主党はこの代表の連立政権で日本を牽引すると総選挙を行い、真の国民の声を聞きくべきではないでしょうか?
日本の将来を正しく導ける長期政権を樹立させる以外には日本を救う道はないでしょう。
もし総選挙が出来ないのなら、大連立を組み、次の総選挙までは国の立て直しに精力を注ぎ込む姿勢が必要でしょう。

やはり政権というのは魅力のある立場で離れたくないんでしょうね。
そんな麻薬に侵された民主党は完全に麻痺しています。
国民が絶大な支持で大勝させたことがこの結果を産んだことを忘れないで下さい

2010年8月4日水曜日

高齢者不明は役所の怠慢

児童虐待が話題になったと思ったら、その次は高齢者が全国で大量に行方不明になりました。報道機関によって人数はまちまちですが、今現在で百歳以上で40~55名も行方が分かりません。調べが始まるにつれてどんどん増えていってます。この年齢を下げ調査をすれば、何十倍もの行方不明者が出てくるかも可能性があります。
この問題で一番悲しいのは、何年もの間親に会っていないのに、捜索願いひとつ出さずに何もせず生活している家族や親戚達です。なんと冷たい心の持ち主なのでしょうか。
常識を破るこの事態に開いた口がふさがりません。地域だけでなく家族までもがここまで希薄な人間関係になっているとは思いもよりませんでした。
その中には遺族年金や老齢年金を受け取っている人もいるとのことです。お金を得るために捜索願や死亡届を出さずにいたのではと、家族を疑いたくもなります。
今回の問題は全て地方自治体の責任であると言って過言ではありません。担当の方々の言い訳に登場する言葉は児童虐待と同じように個人情報保護法なんです。個人のプライバシーがあるので踏み込めないという説明が数多く飛び出しています。責任逃れとしか言いようがありません。
一家族のプライバシーを守る前に、役所は住民が支払った税金が正しく使われているかを調べる義務があるのです。条例を定めてでも生存確認をして、年金や祝い金など、本人に正しく支払われているかどうか調べるのが、公僕としてのお役人の努めではないのでしょうか?

自分達の仕事をしない言い訳を、個人情報保護法の所為にはしないで頂きたい。
世界のメディアもこの問題を取り上げ、世界一の平均寿命を誇る日本の信用にも関わるようなコメントも出されています。本当に世界一なのが?なんてね。

『日本の正しい平均寿命は・・・一体・・・?』

児童虐待の防止も高齢者の生存確認も、原因は同じです。希薄になった人間関係を昔のように戻すことが最重要課題ではないかと筆者は考えます。地元からの正しい情報を役所に伝え、それを毅然たる態度で確認するような連係プレーをすれば、このような問題は一切起きません。
情報収集に於いては、交番警官(昔よく言った駐在さん)の役割が個人情報保護の関係からか変化したことも多きと思います。筆者の子どもの頃は年に何回か駐在さんの家庭訪問があり、地域の家庭のことは警察が把握していました。今では家庭に入ってくることは殆どありません。

自治体によっては以前から判っている所もあるようで、それが問題にならず訂正もされていないうえに、平然とインタビューを受けているんです。自分達にはなんの責任もないような態度で話している姿は、何を考えて仕事をしているんだと腹立たしくなります。
これらの人に年金やお祝いなども支払われているというならば、これは正に怠慢ではなく、犯罪ではないのでしょうか。受け取った家族も、支払った役所も同罪と考えるべきでしょう。
典型的なお役所仕事です。

役人は自分がやるべき仕事を良く理解し、<何のために、誰のために仕事をしているのか>、原点をよく考えて行動して下さい。
そんな質問をすると、おそらく多くの方々が、「生活のために」と答えるのでしょうね。
まことに情けない話しです。