日本がTPP参加を表明したことで、中国が脅威を感じたのか、少し軟化した形でASEAN+3を早期に締結する意向を示し始めました。
おそらく、日・韓・中のFTA(自由貿易協定)が来年中半までには締結すると思われます。
アジアの経済圏はインドまで加えればとても大きいもので、ロシアの東部を含めれば充分に世界経済を牽引する力があります。
ユーロ圏の力が低下し、アメリカの景気回復もままならない状況の中、多くの資源を持つアジア大陸をバックに、経済力を武器に発展した日本のノウハウを前面に押し出せば必ず世界の中心となるでしょう。
中国・インドの成長も日本を切り離しては考えられないし、薄型テレビで日本を大きく引き離した韓国でも日本の部品がなければ成り立ちません。
アジア経済から日本を切り離して考える事は不可能なんです。
今後中国に不動産に始まるバブル崩壊が起きれば、世界経済はどん底に落ちる可能性があります。それまでにアジア経済圏を確立させる必要があります。
『今こそ日本が動く時です!』
日本がのおかれておいる立場は微妙で複雑なものになりますが、TPP参加表明後、急速に中国が軟化し日本に協力を求め歩み寄りつつあります。
今こそ日本はアジアの先進第一国として政治力を発揮し、中国と米国の仲裁国としての役割を担うべきではないしょうか。
経済大国日本はまだまだ健在です。
内部でゴタゴタしている民主党の采配は心配の種ですが、自分達の権力はしばらく横に置いて、頭の良い官僚の力を借りながら真剣に対応して頂きたいものです。
中国とあらゆるもので協力し合うことで、沖縄基地問題も縮小させることも可能だと思われます。
主導権を取られ不利な立場にある日本にとっては、仲裁国として力を発揮することがアメリカとの力関係改善の圧力となるでしょう。
結果がどうなるかは別として、今回のTPP参加表明が大きな契機になることは間違いありません。
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