2011年11月28日月曜日

政治のカラクリ

大阪の選挙ショーが終わり、大方の予想通り維新の会が圧勝しました。
さて彼等は一体何をしてくれるのでしょうか。
理想的な夢物語や人気を煽るような公約を聞かされ、地元住民は期待感を持って政治を眺めていくことになります。

しかし、冷静に考えてみて下さい。
いままで地方や中央にかかわらず、革新的な形で公約やマニフェストを示し何も出来なかった政治家が数多くいます。
その度に彼等は役職を辞することだけで責任を取ってきました。
政治家を辞める方々はまだましなんですが、多くの政治家はそのまま政治家として温々と生活を続けています。


我々が提供した税金を、政治家も役人も自由に使い、損失を出そうと無駄に使おうと何の責任も感じていません。
いやむしろ、使わないと損であるかの如く、年度期末までに使い切ります。
足りなければ大きな借金をしてまでです!
余ればあらゆる方法で自分達のために、来年度に向けて蓄えます。

これが自分のお金なら、果たしてそのような無駄遣いをするでしょうか。


ミスを犯した政治家や役人には、解職のうえ、損金を支払って貰うべきです。
財産がなければ法的処分を取ってでも償わさせるべきではないですか?
公金を使うということはそれぐらいの責任があるのではないでしょうか。
使い放題に使い、失敗すれば 「はいさようなら」 で、あなた方は納得出来ますか?


『住民は政治家の責任の取り方を追究すべきです』


過去のには、私財をなげうって地元に貢献した政治家が数多くいます。
しかしここ最近では、私財を増やすことばかりを考えて活動政治家ばかりではないでしょうか。

特に公務員は、高い給料を取り、仕事を分業し、当然の権利の如く働く権利を主張しながらあまり働きません。
住民に仕えるのではなく、権力に従いながら働きます。
公僕なのに組合を作り、出来の悪い人でも簡単にはクビにできません。
そんな駄目役人に、住民は文句も言わず生活をしています。
公約を破った政治家や党(最近では民主党)に対してでも文句は言っても行動には移しません。
これで良いのですか?

橋下独裁政権は公約の通り住民を幸せにしてくれるのでしょうか?
給料の高い、仕事をしない、そんな公務員にメスを入れられるのでしょうか?
都構想を実現させることばかりに終始し、最後は今までの政治家の如く失敗に終わるんではないでしょうか。
その時にどんな責任を取るかが注目されるところです。
結局のところ、橋下氏は私財を擲つこともなく、辞めることでケジメを付け、芸能界で温々と生きていくことになるのでしょうね。

苦しむのは踊らされた住民だけなんです。
そんな時も馬鹿な住民は新しいリーダーを求めてまた苦しんでいくんでしょうね。


庶民が悪代官に税金を召し上げられる構図は昔から変わりませんから。



2011年11月20日日曜日

日本の力を見せつけよう

日本がTPP参加を表明したことで、中国が脅威を感じたのか、少し軟化した形でASEAN+3を早期に締結する意向を示し始めました。
おそらく、日・韓・中のFTA(自由貿易協定)が来年中半までには締結すると思われます。

アジアの経済圏はインドまで加えればとても大きいもので、ロシアの東部を含めれば充分に世界経済を牽引する力があります。
ユーロ圏の力が低下し、アメリカの景気回復もままならない状況の中、多くの資源を持つアジア大陸をバックに、経済力を武器に発展した日本のノウハウを前面に押し出せば必ず世界の中心となるでしょう。
中国・インドの成長も日本を切り離しては考えられないし、薄型テレビで日本を大きく引き離した韓国でも日本の部品がなければ成り立ちません。
アジア経済から日本を切り離して考える事は不可能なんです。
今後中国に不動産に始まるバブル崩壊が起きれば、世界経済はどん底に落ちる可能性があります。それまでにアジア経済圏を確立させる必要があります。

『今こそ日本が動く時です!』

日本がのおかれておいる立場は微妙で複雑なものになりますが、TPP参加表明後、急速に中国が軟化し日本に協力を求め歩み寄りつつあります。
今こそ日本はアジアの先進第一国として政治力を発揮し、中国と米国の仲裁国としての役割を担うべきではないしょうか。
経済大国日本はまだまだ健在です。
内部でゴタゴタしている民主党の采配は心配の種ですが、自分達の権力はしばらく横に置いて、頭の良い官僚の力を借りながら真剣に対応して頂きたいものです。

中国とあらゆるもので協力し合うことで、沖縄基地問題も縮小させることも可能だと思われます。
主導権を取られ不利な立場にある日本にとっては、仲裁国として力を発揮することがアメリカとの力関係改善の圧力となるでしょう。
結果がどうなるかは別として、今回のTPP参加表明が大きな契機になることは間違いありません。

2011年11月10日木曜日

TPP。相変わらずの民主党。

昨夜、五時間もかけて民主党の総会を開き、意見を纏められたのかと思うと、どちらとも取れる提言しか出せませんでした。
140人もの国会議員が雁首を揃えて考えた結果が次ぎjのようなものなんです。

『事実確認と国民への十分な情報提供を行い、同時に幅広い国民的議論が必要』
『自由貿易を推進、高いレベルの経済連携を推進していく』
要するに慎重な対応を強く求める内容なんです。

本当に大学を出た国会議員ですか?
何とも幼稚な提言ではないですか。
提言と良いながら賛否を両立させるような内容では、充分な提言とは言えません。
野田総理が参加の意向を示しているんだから、こんな時こそ党内一致で参加の意見を出すべきではなかったでしょうか。

『民主党の皆さんは、総理を担いで死ねないの?』

自分達が選んだ総理なんでしょう。連帯責任は当たり前じゃないですか。
いつまでも選挙を考えて発言するんじゃないよ!
どっちみち次の選挙では今よりも大きく人数を減らすのは間違いないんだから、もっと真剣に政治をしようよ。

そもそもTPP参加はアメリカから要請を受けたわけでもなく、菅総理が勝手に参加表明をしたもので、表明しなければこんな論議は必要なかったんです。
今までの自由貿易協定(FTA)で充分出会ったと思うんですが、なにを血迷ったか菅総理は参加表明をしました。
民主党内部でTPP参加を必要するかしないかを論議することもなく、アメリカへのゴマスリのために政治決断したわけです。

その問題を積み残したまま野田総理が引き継いだわけですから、今の状況では踏襲する他には道がないでしょう。
メディアでは野田総理の責任においてと書いていますが、筆写はそうは思いません。
民主党全員の責任に於いて参加すべきであると考えております。
参加してから日本に有利になるようにしかりとルール作りをして下さい。


菅元総理というのはどうしようもないね。
戦後最低の総理大臣だよね。

2011年11月4日金曜日

人に冷たい東京都民

震災の瓦礫処理を東京に持ち込んだら、3000件もの苦情電話があったらしい。
石原知事は「黙れと言えば良い・・・・」との発言です。
素晴らしい知事です。

日本人は国民が挙ってこの苦難を乗り切り、日本国を再興しなければならない。
そんな折りに勝手気ままな発言をする人の心が筆者には分かりません。
京都の五山送り火に始まり、各地で放射能の問題が挙げられています。
人体に影響のない程度のものばかりなんです。

『日本人の心が貧弱になりました!』

全国各地にあるゴミ問題でも、自分の家の近所にやってくると反対するのに、遠くの場合は反対住民を批判するような住民が多く見受けられます。
多少の犠牲を払ってでも国民が協力し合える《日本人の心》は一体何処に行ってしまったんでしょうか。
悲しくなってきます。

2011年11月1日火曜日

大阪ダブル選挙

10月お祭りやらプライベートやらで忙しくたっぷりと休暇を戴きました。

11月に入り、いよいよ橋本元知事と平松市長の戦いが始まりました。
橋本の考え方は間違ってはいないのですが、あまりにもパフォーマンスが多く、逆に本当に出来るんかいと思いたくなります。
全てが計算され尽くした戦略です。

ただ、橋本の独裁に気を付ける必要を感じます。
なぜなら、大阪維新の会のメンバーの演説と橋本の演説には、かなり大きな差があるし、特に質疑応対には無知すら感じられる部分があります。

『松井一郎は橋下徹の単なるダミーに過ぎない!』


維新の会の幹事長ではあるが、知事になっても橋下の顔色を伺いながらの活動になるでしょう。
松井に対しては橋下が院政を引くことは間違いないからです。
倉田薫が勝ったとしても、橋下に対抗出来る力はなく、最終的には橋下に従うことになってしまいます。
どちらが勝っても時間が早いか遅いかの違いだけで、両者共に知事になっても大きな差はありません。

要するに、今回のダブル選挙は、橋下徹が市長に成れるか成ないかの戦いです。
もし負けても松井さえ勝てば、府の方針は橋下の指示の元に動くのでなんの問題もありません。
この場合橋下は公人でないので思いっきりメディアを利用した活動が出来ます。
視聴率を考えるメディアには、橋下が引っ張りだこになるのは目に見えています。
かえって負けた方が橋下は大きな力を発揮出来るかも知れません。

大阪を舞台にした政治ゲームの幕開けです。
彼ら政治家の目には、一般住民の姿が映っているのでしょうか・・・?