2011年4月22日金曜日

有名人のボランティアとは?

石原軍団炊き出しが終わりました。まるでお祭り騒ぎのような一週間でした。
1カ所に留まってこんなお祭り騒ぎをするよりも、もっと多くの場所に出かけ元気を伝えるような活動が出来たはずなんですがね。被災地は石巻周辺だけではないんですよ。
石原軍団は阪神大震災の時のように、もうこれで被災地には行かないんですかね。

だいたい、今まで被災地に向かった有名人は、石巻や気仙沼、陸前高田のような有名で人数の多い避難所が中心で、あまり報道のされない所には行きません。つまり阪神大震災同様に、報道されやすい場所に行き、目立つ活動をするのが一番の目的だからです。
きっと有名人の皆さんの中にも、報道されない活動をしている方々も沢山おられることと思います。
私達が知り得ないこんな方々はボランティア精神を貫いておられ、真の活動をしていることに心から敬意を表します。

売名行為的な慰問を避けるためには、いちいち予告をせず現地を訪れ、報道陣は避け活動していくことが重要です。さらに、長期に渡って現地の復興が見えるまで続けていくことです。

『真のボランティアは、継続が最も価値のある行動です』

石原軍団もこれで終わってしまえば、単なる売名行為に過ぎず、自己満足の世界で自己評価をしているだけになります。
心からの訪問をする気があるのなら、別にみんな揃って行く必要はなく一人だけでもいいんです。根気よく、あまり人の行かない被災地に行き、皆さんに元気を分けて欲しいものです。

一方、一向に顔の見えない政治家達は、相変わらず物資溢れる東京で復興に向けての机上の理論を戦わせています。相変わらず本部を作り、能力に欠ける名ばかりの委員を組織し、問題に対処しようとしています。
菅総理は今までも同じ方式の本部や会議の組織を20近くも立ち上げ対策を練ってきました。それらがどんな力を発揮しているか私達には分かりませんが、何だか柱の無いものばかりでバラバラに動いているようにしか見えません。
菅総理は委員会を作っただけで、達成感を感じているのではないでしょうか。そうでないとこんなにもたくさんの組織を作る理由がありません。それらが結果を産まなくても、自分は仕事をしたと満足しているのでしょう。
行動と結果が伴わない保身のための組織は早く解散させ、残った組織も、支持系統が一本のピラミッド型の組織に組み替えて下さい。

筆者が言ったように、震災直後に災害対策用の臨時政府を立ちあげ、与野党が協力し合える組織を作っていればこんな事態にはならず、与野党の地元選出議員を実行委員長に組織し配下に官僚を加えていれば、対策速度も速かったことでしょう。
せっかく吹いた、菅総理への追い風が、災害対策の失態によって逆風に変わってしまいました。
流れに乗れないことは政治家としての能力も疑います。

お友達の力を借り自分で何事も解決しようとしても、それ程の知識もないため、全てが後手見回ってしまう現象を見ていて、官僚を始め周りの人々を有効に動かせない人なんだなあと思いました。
結局、菅直人は総理大臣の器ではなかったと言うことです。

その一方で、民間ボランティアの目覚ましい活躍が報道されています。
皆さん政治家の何十人分もの働きをしていますよ。
復興は民間の力に頼る方が早いかも知れません。
もう論じるだけの対策は止めましょう。政治家みんなが現地に向かい、被災者の声を聞き、体で感じて下さい。
でも、予告訪問や大名行列だけはやめて下さいね!

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