一ヶ月も経ってようやく今後の軸となり得る『復興構想会議』が立ち上がりました。
筆者が以前から言っているように、本来は震災直後から非常事態を宣言し、目処が立つまで災害対策臨時政府を設立し、連絡会議を一本化すべきであったんです。
震災は不人気菅総理にとっては追い風となったのですが、スタートを間違い、打つ手打つ手が後手に回り、折角のチャンスを自らの手で潰してしまいました。
連絡会議のようなものが10以上も出来、発表もそれぞれバラバラとなり、菅総理は窮地に追い込まれました。
その後もなかなかリーダーシップが発揮出来ないままここに至りました。
折角出来たこの会議に対し、野党の協力を得られず、民主党内部も非協力体制のように見受けられます。発足会議でも原発問題を中心に紛糾しました。
果たして『復興構想会議』は機能するのでしょうか?
『菅さんもう何をしても信用されないんじゃないの?』
小沢氏もかなり強い口調で批判をしています。
でもね、結果論を論じて批判するばかりで、今後どうすれば良いのか全く分かりません。
挙げ句の果てに、後半の統一地方選挙を睨んで、「今は私が出る時でない・・・」と政局を睨んだ考えを示していました。同時に自民党に近付き歩み寄りの施政を見せていました。
随分ずるい政治家ですよね。
自分に都合の良い事しかやらず、誰がやっても上手くやっていける場面まで活動せず、手柄だけを横取りして次の選挙の材料にしようとしています。こんな卑怯な政治家は次の選挙で落とすべきです。
とはいっても、地元での圧倒的な権力で再選し、また温々と政治家を続けるのでしょうね。
いずれにせよ、早く指示系統を一本化し、全ての責任を国が負う体制を作らないと、何も実現出来なくなり、最終的には被災者が苦しむ結果になります。
国民を助けられない政治家は、政治家ではない。
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