2010年10月23日土曜日

羽田空港に思う

いよいよ羽田のハブ空港化がスタートしました。メディアはこの話題を大きく報じています。
みんな便利になったと大騒ぎしていますが、成田から羽田へのシフトは政治家の未熟さを露呈したものではないでしょうか。
あれだけ大騒ぎをし、巨額の投資を断行してまで作った成田空港は、一体何のために作ったのでしょうか。
私達の多額の税金は、当時の政治家達に無駄に使われてしまったのです。

成田空港が距離が遠く24時間空港として利用できない理由で羽田を活用するのなら、最初から羽田空港に資金を投入出来なかったのでしょうか?羽田の拡大を計画していれば、世界に押しも押されもしないアジア最大のハブ空港になっていたのではないでしょうか。
同じ事が関西新空港にも言えます。計画通り伊丹を廃止し、関西のハブ空港を築いていれば、日本に2つの巨大なアジアの基地が出来ていたと思われます。アジアの経済も大きく変化していたことでしょう。
バブル期にこの2空港を活用し経済を活性させていれば、今の日本経済の低迷も少しはましになっていたのではないでしょうか。
将来へのビジョンを持てず、私利私欲に走った政治家の無能さが浮き彫りのなった空港行政です。
過ぎたことは仕方がないとして、羽田空港の活用の仕方によっては、日本の将来に希望が持てると思います。
無能な政治家や役人達に、失われたアジアの中心としての日本再建を期待したいものです。
関西新空港も道はあると思います。

橋本知事は違った方針で関西空港の活用を目指しています。頑張って欲しいものです。
筆者は、伊丹の活用を考え、関西空港一本化を提案したいと思います。
日本は地震大国なので、いつ大型の地震が起きるか分かりません。東京もその脅威に晒されています。
そこで、第二の首都を大阪の伊丹空港に持ってくるのです。
ターミナルにはスーパーコンピューターの基地を設置し、国のデーターのバックアップ基地と国際会議場に利用し、会議場はいつでも政府としての機能に使えるように改装するのです。
滑走路とモノレールなどのアクセスが整っている伊丹空港は、日本国の危機管理にはもってこいの場所ではないでしょうか。

関西空港を関西のハブ空港にするためには、国内線の発着を一つにする必要があります。
それによって国際便が増え利用客が増えれば、空港利用料の引き下げも可能だし、交通アクセスの問題も全て解決すると思います。
では、神戸空港はどうすれば良いのでしょうか。それは簡単な話で、これからどんどん増えていく格安航空会社(LCC)専用の国際空港にし、関西空港とのアクセスを強化すれば良いでしょう。

『アジアの中心を日本に持ってこないと日本の将来はありません』

いま、空港だけでなくあらゆる場面で政治家の無能さと、役人の無責任さが浮き彫りになっています。
政治家は目先のつまらないことばかり討論するのではなく、20年先の日本を考えてください。
例えば、ダム問題でも事業仕分けで中止になりましたが、温暖化によるためか、ここ最近の異常な集中豪雨を考えれば、今後さらに酷くなることを考えなければなりません。
中止したダムの中には必ず必要になるものもあると思います。治水と治安は住民生活に欠かせないものです
意味のない箱物を作るのではなく、環境も含めて将来に向けての事業に投資すべきです。
治水としてのダム建設。この辺りから経済の上昇機運を盛り上げれば如何でしょうか。

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