2012年3月30日金曜日

国歌、国旗・・・愛国心

卒業式で立って国歌を歌わなかったとして、大阪で61歳の男性教諭が再雇用を取り消された。
これについては賛否両論があるだろう。
賛成する多くの人達は国を思う精神が強い方々で、反対される多くの人達は国家より個人を重んじる方々と言えるだろう。
平たく言えば反対派は利己主義な人間、自分さえ幸せならば良い人達が多いということです。

どちらが正しいとは言えないが、個人を尊重できる社会環境は経済が発展している時だけではないかと思います。
戦後個人の権利が尊重され、戦前のような人間関係が崩れ、中産階級が増大しました。
これらは、高度経済成長のなせる技で、敗戦国の日本はあっと言う間に世界の大国になりました。
しかし、バブル崩壊と共に日本経済は衰退し、中国にも抜かれ、更に下落を続けています。
人間関係も更に疎々しい状況となり、国家を思う心は人々の気持ちから消えつつあります。

その証拠に、震災後政治がこれ程まで乱れ我々の生活が困窮しつつあるのに、デモ一つ起きません。
二つの大きな震災直後は「絆」の言葉が示すように、みんなが助け合ったものなのに、時間と共にその精神は消えていきます。
国民の大半は国家よりも個人の生活だけを考え生きているのです。
政治家の大半は、国家利益や国民生活よりも自らの選挙対策の方が大切なのです。

『愛国心を育てられないと、日本国は滅びます!』

未来を担う子ども達に愛国心を植え付けないと日本の将来はありません。
以前、韓国ウォンが下落したとき、国の要請に応じ国民が多くの「金」を拠出しました。
おそらく日本で同じ事をしても殆ど「金」は集まらないと思います。
戦前の国民なら挙って国に協力した事でしょう。

そのころの日本は天皇崇拝の精神が強く、徴兵制度により自然と愛国心が植え付けられ、国の繁栄のために国民が協力し合っていました。
そのような連帯意識がなくなった今、日本は外国から攻められれば、おそらくあっと言う間に制圧されてしまうと思います。
自衛隊が守ってくれると思い込んでいる国民もいるでしょう。しかし、戦争になれば多くの隊員が逃げ出し兵力は激減する事でしょう。国のために命を投げ出す人なんてほんの一握りでしょう。
国家を思い、国民が意を一つにして国を守ろうと思わない限り、簡単に敵の属国になってしまうでしょう。

国民の愛国心を高める事は、国家を守る大きな力なんです。
徴兵制のない日本で、子ども達に国の存在を知らしめるためには、国歌斉唱、国旗掲揚は欠かす事の出来ない行事なのです。

子ども達が真面目に信号待ちをしている横から、平気で信号無視して横断するようなたぐいの大人は、いったい何を考えて生きているのでしょうか。
子ども達に範を示し、次世代を託せる子ども達を育てる事は、無力な我々に出来る唯一の仕事ではないのでしょうか。

愛国心を阻害するビラを撒くような教師が首になるのは当然の事なのです。







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