2010年9月18日土曜日

「脱!小沢」組閣の力量は?

菅内閣が組閣されましいた。
この内閣で一番期待出来そうなのは、前原誠司外務相です。民主党の中では一番米国から一目置かれるほどの実力者で、原理主義で堅物と言われる前岡田氏とは全く違った外交をやってくれるのではないでしょうか。
そして、菅総理の経済政策を批判し続けてきた海江田万里経済財政相がどのような手腕を発揮されるのかが注目となります。
起用の目玉としては、民間からの片山義博総務相と若手からの馬淵澄夫国交相です。実力も伴ったお二人なのでどんな活躍をして貰えるのか楽しみです。

小沢氏を支持した鳩山グループから2名の入閣に留まるだけの、脱小沢路線が前面に押し出された組閣で、菅総理の意地を通しきることになりました。
いつも民主党には小沢の陰が見え隠れするのですが、もういい加減にその考えを変える必要があると思います。国民の多くが小沢に対して不支持(民主党支持者の60%近くが不支持)を表明しているのですから、脱小沢を鮮明にした菅内閣の選択は正しい選択でした。

『小沢氏の時代は終わった!』

検察審議会で起訴にでもなれば、政治生命は絶たれることになるでしょう。
ただ、裏の力には強力なものがあるので、離党を含めた新勢力を今後も模索し続けると思います。
そこで、取り残された形になってしまった政治の出来ない《小沢ガールズ》は今後どうするのでしょうか。元々、人気取りだけで政治家になった面々ですから、6年間の任期が終われば芸能界にでも転身するのでしょうね(笑)

さて、為替の介入に踏み切った結果、ドル円のレートは2円以上もの円安に向かいましたが、これは一時凌ぎに過ぎません。
83円近辺では介入が入るという防波堤が出来ただけの効果でしかないでしょう。その結果、投機筋の作為的な操作がより激しくなり、デフレ克服・経済回復にはほど遠いでしょう。

世論の要求もあり2兆円を使った介入に踏み切った訳ですが、やってしまったことは一応の効果があると言えます。
しかhし、今後もこれを繰り返すと最終的にはとんでもない円高を招くことになるので、単独介入はこれっきりにしてもらいたいものです。
それよりも、政府主導で先進産業の内外を問わない民間資金も含めた巨額なファンドを作るなど、円高に振れると日本が世界に対して脅威を与えるような仕組みを作り上げ、自然に円安に向かう方向に政策を進める必要があります。
優良企業の多くは、製造部門の65%以上が海外にシフトしています。この円高では今後も増え続ける事になるでしょう。
もう日本は、輸出国日本ではなく、輸入国日本になりつつあるのです。円高は日本に有利であると考えた政策を世界にぶつけないと、産業のドーナツ化現象による雇用不足が心配されます。
経済通の海江田大臣の力が試される一年になります。
同時に、経済対策も含めた前原外務相の手腕が注目される一年にもなります。

0 件のコメント:

コメントを投稿