2012年2月16日木曜日

国民の不安を煽った売名行為連発

2月14日、福島第2原発で直下型地震が起きる可能性があるとの研究発表がありました。東北大学の趙大鵬教授が中心となって研究をしていたようです。
メディアは、M7クラスの大地震が近いうちに発生し福島第2原発が危機に陥るのでは、と一斉に報道しました。

東日本大震災が発生した後、数々の地震予測の発表や報道がされてきました。
その中でも今年になって発表された二つの予想には呆れました。
東大地震研究所の平田直教授が首都直下型地震が4年以内に70%(1月26日)の確率で起きると報道。反響の大きさからか直ぐに(70%を50%2月5日)に修正されました。京大防災研究所の遠田晋次准教授が2月1日同じ地震予測を低い数字(5年28%)で発表したことも大きな要因と言えます。
世の中を混乱させ、人を不安に陥れる発表であったと思います。
地震予測というのは過去にもあらゆる分野の方々が発表してきました。専門の科学者・歴史研究家・小説家・占い師や予言者もいます。


『今まで的確に地震発生を当てた人誰一人いないんです』

彼等にとって東日本大震災は最高の好機なのです。
今後の予測や予言をし、うまく当たれば世に出ることが出来ます。それによって大きな収入を得ることが可能になります。
間違えても非難されることはほとんどない。ここがポイント。信用は失うかも知れないけど)
時期が来たときに「来なくて良かった、でも可能性はあるんです」とでも、いろんな言い訳を考えて対応すれば、社会的にも大きな損失はないのです。

筆者は世の中を混乱させ不安に陥れる、自分勝手な卑劣な行為であると思います。
我々は、これらの予測に冷静に対しては、『こんな事も考えられるんだ』程度に受け止め、慌てず騒がず、自分ができる限りの準備をすればいいと思います。

先程の予測で面白かったのは、各大学のデータが変わればこれ程も答えが違ってくるということです。
ではデータは正しいのかという疑問が湧いてきます。
筆者は何となく、東大と京大の戦いがここでも起きているのではないかと揶揄しますが、考えすぎでしょうか・・・・・・・・?

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