若者の就職率の低下が大きな社会問題となってきました。
これによる自殺者の増加も懸念されるところです。
報道されているように、民主政権の能力の無さがこの結果を産んだのかも知れません。
しかし、若者の側にも多くの問題があるのではないでしょうか。
大企業指向で中小企業には興味を示さない。仕事が楽で収入の多い安定した仕事を探し、厳しく、汚く、体力を使うような仕事には見向きもしません。
新規採用というのは、まだ社会を十分に知らず能力もない若者を雇うのですから、企業は彼らの将来を買って採用します。だから、自分の能力を充分にアピール出来る若者が採用されるのです。
就職を希望する皆さんには、
自分の能力を企業にアピール出来る人がどのくらいいるでしょうか?
自分に向いた仕事を理解して就職活動しているのでしょうか?
就職率の低下が焦りを呼ぶのか、彼らの就職活動は、自分の能力にあった職場選びではなく就職することだけが目標となっているような気がします。
就職を希望する若者には、就職した職場に力を尽くすことが二の次になっていないでしょうか?
企業が求めるのは、会社に対して役に立つ人材であって、就職することを目標としている学生には用がないのです。
果たして、彼らは世の中に役に立つ人間としてのスキルを磨いてきたのでしょうか?
最近、《大きな夢》を持っている若者や子ども達が少なくなってきています。いやみんな『夢』を持ってはいるんです。
親に話しても先生に話しても、理想論よりも現実論と『夢』を否定されてしまうことや、経済の後退と共に生きていくことが大変な未来を考えると、『夢』を持てなくなってしまうんでしょう。
《大きな夢》が現実論に即した《小さな夢》になってしまいます。
『実現させることが出来ないから 夢 なんです』
実現出来るものは『夢』ではなくて『目標』なんです。
『目標』というのは能力によって違いますが、真剣に考え努力すれば『夢』の半分ぐらいまで実現させることが出来ます。つまり能力のスキルアップが出来るのです。
『夢』が小さくなれば、当然『目標』も小さくなり、スキルアップも小さくなります。
そんなことでは企業の求めるような、役に立つ人間になれるわけがありません。
みんな《大きな夢》を持ちましょうよ。
例えば、[アラビアのお姫様になりたい]という夢を持ったとしましょう。
誰に話したとしてもお伽噺に過ぎないと一笑されるでしょうし、親なんかは子どもの将来を心配し、もっと現実を見なさいと説教を受ける事になるでしょう。
この『夢』を実現させようようと思えば、まずアラビア語が出来なくてはなりません。
次に、アラビアに留学するか、王様に出会えるような職場に就職しなければなりません。
外務省、通訳、商社、航空会社などが考えられます。
当然語学力以外にも勉強することが沢山あります。
他にもいろいろありますが、例に挙げたこんな『目標』を達成出来るだけでも、スキルは充分に上がるし、これだけの能力を身につければ、就職の心配なんてする必要もないでしょう。
この時点で夢は破れたとしても、人間としては成功したことになるのではないでしょうか。
子どもに夢を持たせ大きく成長させることは親の仕事でもあります。
どんな小さな夢でも、大切に育て上げることで大きな人間になるのではないでしょうか。
同じような事が学校教育にも言えると思います。
そんな世の中を作るのが政治家であり、公僕たる役人なんです。
政局や内紛ばかり話題にするのではなく、ちゃんとした政治をやりましょうよ。
政治家の皆さん。
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