2013年5月21日火曜日

従軍慰安婦橋本発言

今回の従軍慰安婦に対する橋下市長の発言はやはり暴言としか言えないでしょう。
彼の言いたいことは日本人ならある程度理解出来るでしょう。
しかし、自分の立場をわきまえているなら、このような意見を述べることは如何なものでしょうか。

今までにも彼は、自分の主義主張をまず発言しメディアを利用し話題作りと自分の正当性を伝え、このテーマの論争の場を作り、ディベートによって相手を叩きつぶし勝利してきました。
論争で負けたことはあっても世論に対してはプラスになる事で維新の会を全国レベルに押し上げてきました。
ある意味でカリスマ性を持った政治家として国民の人気を得てきました。
しかし今回はメディアに話題作りをする段階で失言し、話題作りは出来たのですが肝心な国民世論から反発を食らう結果になりました。

結果弁解に終始し苦しい言い訳を繰り返すことになりました。
そこで完全に開き直りメディアと戦うことに矛先を向ける事になります。
発言後の会見でも持論を展開し、メディアを批判し失言をメディア報道の責任に転嫁し、自分の正当性を訴え続けています。
自分の発言を正しく報道出来ないと記者達を誹謗、「バカ記者」発言なんて愚の骨頂とも言えるでしょう。
自分を誹謗すると怒っている橋下が、メディアを誹謗するのは矛盾していませんか?
挙げ句の果てには、厳しいメディアの追求に対し「メディアに対する会見をしない。それで良いですか?」と脅しをかけるような門門を述べています。
脅すときの相手を喰った言い方なんて、権力を笠に着た本当にいやらしい男です。
人間として最低ではないですか?

『自分の力に過信したんだよ!あんたは!』

従軍慰安婦問題でももっと別の斬り方があるでしょう。
橋下は、市長であり党の代表であるという自分の立場を全くわきまえていません。

靖国参拝の問題でもそうなんですが、言いたいことを言うなら議員を辞めてからやるべきでしょう。
百歩譲っても、重要な役職を離れてから言うべきでしょう。
権力があれば何でも出来るという奢った考え方が常識では考えられない発言に繋がってくるのです。

橋下という政治家には敵を威圧し、無能力を主張し、人を見下したような発言が過去に数々ありました。中でも「くそ教育委員会」は有名な話しではないでしょうか。
人を導くべき政治家が人格を無視する発言は許すことが出来ません。

どんな発言をしても最後は橋下ファンに必ず擁護してもらえるから何を言っても良いと思い込んでいるのでしょうか。
メディアに公然と「囲み会見をやめる」と言いながら、参議院選挙に向けてのことなんでしょうが舌の根も乾かない三日後に撤回しました。
「政党が選挙だけを考え組む組ないを決める。維新はそうではない」と言ったことに矛盾しませんか?

今回も政治資金パーティーに多くの洗脳されたファンがが集まり橋下擁護に向け行動しようとしています。
彼等はきっと橋下城が陥落するまで夢から覚めないのでしょうね。
その間違ったカリスマ性はいつまで続くでしょうか???

こんな橋下に日本を救う力があるとは思えません。
彼の頭の中には国民なんて存在しないんですから!

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