桜宮高校事件以来、いろんな方々が持論を展開されています。
確かに体罰はよくない事です。
橋下市長も持論を180度変え、体罰を完全否定しました。
子ども達の環境を整えるために入試も中止し、教師の入れ替えもする予定です。
問題が起きたので器を変えるという政治的手法です。
まるで小学生に対して処置するような話しですね。
大人直前の高校生に対してやることではありません。
結局苦しむのは桜宮の生徒達だけなんです。
体罰に関する意見は様々です。
メディアではこの問題を論じるときに、是か非かという論争を中心に番組を進行させています。
では体罰と指導の限界点は何処なんですか?
頭をポンと叩く行為は体罰なのでしょうか?
グウで頬を叩くと体罰で平手なら指導ですか?
この点において誰も明確な答えを持っていません。
ただ言えることは子ども達の心の痛みを感じながら指導するのが正しい道でしょう。
メディアに出てくる評論家、有名スポーツ選手は口を揃えて反対します。
当たり前のことです。
賛成論を言えば翌日から批判の嵐に晒される事になります。
体罰賛成を論じる人々はただ口を閉ざしているだけなんです。
日本代表クラスのトップアスリ-ト達も大なり小なり体罰を受けながら成長したはずです。
だから、体罰反対を唱えるトップアスリート達は、はっきり言って偽善者であると思います。
こんな片手落ちな議論は馬鹿馬鹿しくて見ていられません。
体育会を経験し全日本大会を目指した人達は、多かれ少なかれみんな体罰を経験しています。
いや、体罰とは思っていません。
そんな人達はみんな心がしっかりしているからです。
論じるべきは行き過ぎた体罰をした指導者達と子どもをしっかりと見る親たちの考え方ではないでしょうか?
自殺をした生徒はクラブを辞めることは出来なかったのでしょうか?
責任感があるからという人もいます。
自ら指導を受けたくてバスケット部に入部したはずです。
ただ酷い指導者に出会ったことが不幸だったとしか言いようがありません。
『論じるべきは大人達の教育でしょう!!』
冷静に考えてみて下さい。
まずクラブ活動の目標が、強いクラブを作るのか仲良しクラブを作るのかを考えなくてはなりません。
それによって指導者の考え方が違ってきます。
どちらを選ぶかは子ども達の責任でもあります。
自分の考えと合わなかったり、指導が嫌ならやめればいいだけではないですか。
それが自己責任というものではないでしょうか。
であるのに大人達が〈転ばぬ先の杖〉のような甘ちゃん考えをしてはいけないと思います。
日本経済の先行き不安の中、第二のイチローや石川遼を夢見て子どもを育てている欲深い親たちも沢山います。
そんな人達は体罰なんて何とも思っていませんよ。
要するに全てにおいて行き過ぎない考えを持つ大人がいれば問題なんて起きないんです。
今回の桜宮高校の問題は、心の痛みを分からない大人が増えたと言うことでしょう。
大人の教育から始めない限り解決はありません。
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